King of the Stone World1 ページ18
完成したナイタール液つまり復活液を手に、私たち3人は杠、というらしい女の子のいる大きなクスノキにいた。
大樹「その水をかければ杠が復活するんだな!?」
A「試しにバラッバラのツバメにかけたらツバメのバラバラ死体が完成した」
大樹「なんとバチ当たりなやつだー!」
A「もちろん石同士接合はしたがな」
千空「既に死んでた奴は助けてやれねぇからな。尊い犠牲だ。念仏でもあげとけ」
大樹「おぉぅ!ナンマンダブ、ナンマンダブ」
それって念仏になってないよな?そして杠ちゃんに復活液をかけようとしたときだ。
大樹「っ!待て!千空!!」
千空の目に大樹の指がそれぞれささる。
大樹「杠は裸だ!」
あー……。。。
大樹「ダメだ、このまま復活させては!」
確かに女の子、いや大抵の子なら顔面を紅潮させて恥ずかしがるというのが容易に想像つく。余程、変わった子じゃなければ。
一方千空はどうでもよさそうな顔をする。
千空「まっっったく非合理的なバカ言い出しやがった,ど〜〜でもいいじゃねぇか。この非常時のストーンワールドでよ!!」
A「彼女と私は初対面だし、君ら2人ならまだしも流石にちょっと……?」
確かにどうでもよくないかもしれない。
千空「いきなり尻見せだろうがチンコ丸出しだろうが気にしねぇよ、誰も!」
大樹「杠にチンコなど無い!」
A「論点そこじゃないだろ」
会話の中身が段々と幼稚園児のレベルになってきたのは気のせいなのか……?
大樹「ともかく、キャンプに連れ帰って服を着せてからだ」
そう言ってヒョイッと石像を持ち上げる大樹。
千空「ヒョイって何キロあるんだその石像」
A「一応石像だからね、その見た目だと……」
大樹「杠はデブでは無い!」
千空「論点そこじゃねぇ……」
そのとき、すでに私たちの近くに危険は迫っていた。
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Miror - 滑車習った覚えがない (11月20日 15時) (レス) @page43 id: b10d4121aa (このIDを非表示/違反報告)
Mari(プロフ) - 滑車の原理なんて習わなかったですよね!多分私立の小学校とか進んでる小学校とかなら教えてもらってるんですかね? (2022年7月18日 14時) (レス) @page43 id: b5bf6b5c5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Saki | 作成日時:2021年8月8日 20時