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Fantasy vs Science2 ページ15

千空は大樹と一緒に帰ってきた。硝酸の洞窟でバッタリ会い、復活液と硝酸のことについて話したらしい。と言っても硝酸の説明は自体しなかったようだけれど。正直私もしたくない。


大樹「つまり…そのナントカ酸をかければ石が腐って復活するのか?」


千空「そう単純なら苦労はしねえがな」


そう言って千空は石化したツバメに硝酸をかける。しかし、いつまでたっても変化はない…。


千空「繰り返して試してんだ。手を替え品を替え、何度も何度も……」


研究室の中にはこれまでの実験で使ったたくさんのツバメが置いてある。それを見て大樹は目を見開く。


A「ほんとに何にも解ってない。石にしては軽い気がする、水にも沈む。実際鉱物なのか細胞なのかって言われると分からない。そもそも調べる機械すらない」


大樹「科学ではわからんことも,この世にはあるってことか……!」


千空「ククク、出たよその常套句。だから仮説と実験繰り返してんだろうが!地道なもんだ科学は」


地道な仮説と実験を繰り返すことで大きな成功を得る……まぁ、その本質はなにも科学だけでないような気もするのだが。


千空「酒さえありゃ、硝酸とエタノールでナイタール液が作れる」


A「工業用腐食液の定番、ナイタール液はホント絶対試したい」


千空「それな」



大樹「……今、何て言った?千空」


大樹の問いに千空と私は首を傾げ、千空が答える。


千空「硝酸とアルコールの混合物、ナイタールだよ鉱物のフェライト粒界を「ちがう!難しい話は俺にはわからん!酒さえあれば?」


すると大樹は籠から何かを取り出す。それは紫色の果物で、粒がいくつもついていて。


大樹「もしやブドウって、ワインの元になるんじゃないか?」


A「なるなる」


千空「やるじゃねえか、デカブツ!!」



珍しく千空が喜びの声を上げた。

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Miror - 滑車習った覚えがない (11月20日 15時) (レス) @page43 id: b10d4121aa (このIDを非表示/違反報告)
Mari(プロフ) - 滑車の原理なんて習わなかったですよね!多分私立の小学校とか進んでる小学校とかなら教えてもらってるんですかね? (2022年7月18日 14時) (レス) @page43 id: b5bf6b5c5d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Saki | 作成日時:2021年8月8日 20時

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