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Fantasy vs Science1 ページ14

翌日、朝から大樹には周辺の森から食糧をとってきて貰っている。30分ほどで彼はものすごい足音を立てて戻ってきた。息切れこそしているけれどそれほど疲れてなさそうだった。


A「量は、凄いね」


千空「あぁ、量はな。ってもどんなチート体力してやがんだ、大樹テメー」


そう言いながら私と千空で食用と毒に分けていく。


千空「ドクツルタケ、毒。ブナシメジ、食用」


A「タケニグサ、毒。ドクゼリ、毒」


千空「シイタケ、食用」


A「ベニテングダケ、毒。これは、流石に…」


千空「見るからにアウトだろ,こんなマリオのキノコみたいなヤツ!次!」


A「ヨモギは食用」


千空「トリカブト……誰殺すんだバカ!」


A「毒草、さすがに多過ぎじゃないか?」



科学者と知識人に食用と認定されたキノコ類はそのまま火で加熱してBBQ方式で焼いていく。言葉の意味を大切にするならば、グリル……直火焼きになるのだけれど。


大樹「うまい!何の味付けだこれはー!」


A「科学の力で海水から抽出した、塩化ナトリウムを主成分とする白い結晶味」


大樹「なにー?!えんか……ナントカ?!それってすごい味なのかー?!」


A「いや?ただの塩味」


言いながら千空の近くに置いてある塩が入った入れ物を指差す。


千空「んまぁ、人間塩振りゃ大抵のもんは食える」


A「サバイバルでも結構便利に使えるね。調味料は勿論、塩漬けの保存食にも必須だ。何億年も前の原始人類最大の発明が塩と言っても過言ではないくらいには」


千空「それな」



喋りながらもキノコを頬張る。 串刺しにされた3つほどのキノコ。石化前の私ならば目にすることもなかっただろう光景だな。


大樹「ありがとう、千空!A!なにらなにまで。俺は考える工夫のできんぶん、気合いと量でカバーしてみせる!」



そう言って大樹はキノコを即座に食べ終えると再び籠を担ぐ。逆サイド採集ーー!!と叫びながら走っていった。あっという間に見えなくなった大樹を見やり千空に向き合う。


A「今日も今日とて土器でも作るか」


千空「ああ、俺は洞窟の方に行ってくる。そろそろ溜まってるころだしな」



千空はそのまま硝酸の採れる洞窟へ向かった。

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Miror - 滑車習った覚えがない (11月20日 15時) (レス) @page43 id: b10d4121aa (このIDを非表示/違反報告)
Mari(プロフ) - 滑車の原理なんて習わなかったですよね!多分私立の小学校とか進んでる小学校とかなら教えてもらってるんですかね? (2022年7月18日 14時) (レス) @page43 id: b5bf6b5c5d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Saki | 作成日時:2021年8月8日 20時

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