突然死んだらあんスタ世界で赤ちゃんから人生やり直しらしい。

知り合い ページ29

日和「やっぱり思った通りだね！Aとの会話はとても楽しくて有意義だね！」

『本当に！まさかここまで話が合うだなんて！』


数時間後

私達はお互いに案外意見が会い、趣味が似ているために意気投合していた


社交界は堅苦しくて上辺だけの媚びた言葉だらけでうんざりなこと

生け花に興味があること
新しい物や珍しいものに興味があること
とある有名店のキッシュが好きなこと




とにかくこの数時間は有意義で楽しい時間となっていた


日和「お互いを知るのは大切だね！やっぱり返事はいつでもいいから、これからも家へ来て僕を沢山愛でるといいね！」


『うん、そうさせてもらうわね！今度はお茶でも一緒に』

私達はいつの間に親しい仲となり、そこには先程までの騒々しく、なにやら微妙な雰囲気はもうなく


ゆったりとした、でもお互いの話に胸を踊らせている。そんな感じ





そしてやっぱりいつでもいいと言ってくれたのは彼なりのちょっとした優しさや思いやりだとも理解していた



日和「でもいつかは絶対に妻に迎えるから覚悟するといいね！」


『まぁそれは頑張ってね』

ふふっと冗談っぽく流す


そういえばもうかなりの時間が経っているなぁと随分と高くなった月を見て思う

彼もそう思ったらしい


日和「おっと、そろそろ僕は戻らないとだね？」

ぱっと思い出した様に日和は言った


けれど
その前に、という言葉と共に突然、手の甲にキスが落ちる


『日和さん！？』

……本当に突拍子もないし心臓に悪い





日和「うんうん！その顔もいいね！それじゃあ僕は満足したからバイバイだね！」



るんるんとした足取りでまた会場へと彼は戻る

本当に、嵐の様な人だ









そして帰りが遅くなった私は


英智「姉さん、パーティーはどうだったんだい？見る限りこんな夜遅くに帰って来るほど楽しかったみたいだね？」


英智にしっかりとお説教されましたとさ

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