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合宿で、3 ページ5

貴方side




何かごめん、と謝ってオレンジジュースを渡してくる国見。




パシッと勢いよく国見の手から缶を奪い取る。




まぁオレンジジュースくれたから許してやらんことも無い…




いや、許せるわけないやろぉ…!




こちとら嫁入り前の女子じゃぁぁ!!




心の中で怒鳴り散らかしながら近くにあった長椅子に腰掛けてオレンジジュースを一口。





『うんめぇ〜!!』




オレンジの甘さが身体中に染み渡る。



そして自然とさっきまでの怒りも消えていく。




『国見、ありがと!』




国「うん…」




国「あのさ、神崎もっと警戒心持ったら?」




私の隣に腰掛けた国見が伏し目がちに話す。




『警戒…心…?』





は?と言うような顔をすると私の顔を見ながら溜息をつく国見ちゃん。





国「…無防備だってことだよ、行動も服も何もかも」




少しイラついた口調で感情を露わにしている。いつもの無気力は、、?





国「もしかして気づいてないの?」





何に気づけてないの、と聞く前にスッと国見の顔が近くなった




あまりにも突然のことで顔が赤くなる





国「…照れてんの?らしくないね、かわいい」





ふん、と鼻で笑いながら話し続ける






『違っ、いきなり国見の顔が目の前にあるから、』





男性にそこまで免疫がない私は異性と距離が少し近くなっただけでドキッとしてしまう





それは国見も例外ではなくて、ドキドキうるさくなる心臓





『ち、近いから離れてよ…』





国「やだ。」




と即答された。やだって何だよ!





国「目、逸らさないでこっち向いて」





次の瞬間、国見の手が私の頬をムニッと掴んで視線を合わせられる




結構な力でガッチリと片手に頬をホールドされていて動けない





国「ほら、こーゆー所が無防備なんだって、」





そう言ってパッと離されると手と離れていく顔




やっと解放された頬をすりすりと摩りながら国見の目を見る




国「簡単に顔とか触らせる所…」





『それは、国見が勝手に触ってきたんでょ!?』





国「…抵抗するとかあったじゃん、」





ぶすっと俯いている、抵抗させる気なんて無かったくせに、、、!





何考えてるか全くわからない人だな…改めてそう思った




残りのオレンジジュースをズズズーと口の中に含む




オレンジがさっきより甘酸っぱい感じがした

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設定タグ:ハイキュー , 国見英 , 短編集
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こばぁん(プロフ) - おもしろい!はやく続きみたい! (2020年8月25日 18時) (レス) id: a3765d387c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぴぇん。 | 作成日時:2020年8月24日 0時

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