あの狂闘者は青監獄で男装してます【ブルーロック】

誤りが29こ ページ33

夢主side







『玲王！右サイドは人数かけられて守られてる！
もっかい組み立てろ！』





「チッ」





「おいおいどーした！？被害届でも出すか！？」





こいつ…こんなスタミナ消費激しいDFしてまだ体力持ってる…





「解ってきたきたぜお前の止め方…パスを受けたらまず凪を探す！」





「っ！」





「いいぞ雷市！！凪へのパスコースが制限されて守りやすい！」





「つーかお前なんてもう怖くねーぞ天才野郎！！南無三！
玲王無しじゃ何も出来ねぇ指示待ち人間が！！」





「…」





チームZに考察と煽る余裕が出てきてる。玲王がパニックになる前に止めなきゃ…！





「お前もだぜ玲王…！
お前はあの天才くんがいなきゃただの優秀な器用貧乏くんだ！」





「…っ！！」





『あっ、玲王…！！』





玲王が雷市に肘打ちをした。相当イラついてる。




玲王にとってはこんな経験自体が初めてなんだと思う。経験値が浅いから。





「チームV 10番 御影玲王！
肘による悪質なファウルによりイエローカード！」





「くっ…！」





『落ち着け。あともう一回食らったら退場だぞ。』





「イラつく…もう1枚で退場させてやんよ…
すぐ再開だ！いけオラ！お嬢！！ぶっちぎれ！！」





そう言って先に走っていた豹馬にパスが渡る。私よりも先に斬鉄が反応してる。





「俺の方が速いぞ。お嬢。」





「お嬢じゃねーよ…」





豹馬は斬鉄の重点裏を突こうするが、斬鉄の爆発的加速力によって阻止される。




…が、今度はまあまあ遠くにボールを蹴った。





「おいおい誰もいないぞ？やけくそパスか？」





「俺へのな」





こいつ…！この範囲で自分に自分でパスしたってことは…




斬鉄とのスピード勝負を持ちかけた…！？




確かに初速は斬鉄の方が速い。けどトップスピードは豹馬の方が速い…！




自分の最大加速距離(テリトリー)内に引きずり込んでる…！！





「鈍足はひっこんでろ」





そのまま豹馬はシュートを決めた。同点に追い詰められた。


















___「覚醒とは常に極限状態でのみ起こる代物だ…
自分より強大な敵と相対した時、弱者は己の能力を集約することで勝つための新たな方程式を発明する」___

誤りが30こ→←誤りが28こ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す