あの狂闘者は青監獄で男装してます【ブルーロック】

誤りが19こ ページ23

御影side







『え？』





「親も学校の奴らもみんな“御影コンポレーションの御曹司”としか見てなくてさ。
寄ってくる奴らは俺のこと金か権力としか考えてない。
俺のサッカー見たいって言ってくれた奴お前くらいなんだよ。」





『へぇーっ、じゃあここにいる間はそいつらのこと忘れて専念できるな！』





なんでAに打ち明けようと思ったのかなんて自分でも寝ぼけて頭が回ってなかったとしか言いようがない。




こんなことを言ってもおまえは満面の笑みで言い返してくる。




不意だったから、だから胸が高なったんだよ。





「…嗚呼、そうだな！」





今はそんな奴らなんてどうでもいいんだよ。




俺は欲しいものはなんでも手に入れなきゃ気が済まない奴だ。




W杯優勝トロフィー、凪という宝物、そして___A。




俺はおまえも手にしてみせる。覚悟しとけよ____？








――――――――――









夢主side







「Aー、トレーニングめんどくさいー…
てか歩くのもめんどくさい…おんぶしてー」





『アホか。体格差考えろ。』





トレーニングに行き遅れた私(着替えがあった為)と凪(ログボゲットの為)だけど、なかなか行くことができない。




歩くのもめんどくさいという巨人怠け者のおかげなのですけど。





『お前の保護者(玲王)は育児放棄か。』





「レオの子供になった覚えないんだけど。」





『大丈夫。きっとそのうち凪誠士郎が御影誠士郎になるさ。』





「なにが大丈夫なのか教えてほしいんだけど。
なんならAがお父さんになってよ。お父さーん、おんぶー」





『おもっ、っちょ！？』





凪が急に私の背中に全体重かけてきたから支えが間に合わず、そのまま前に倒れ込んでしまった。




私の上に覆い被さるように凪が倒れ込んでいるため、身動き取れない。




そして運が良かったのか、玲王の安眠ベッドの上だった為怪我もしていない。




文句を言うとしたら、上に乗っているやつが重いくらいだ。





「人の体温ってこんなに眠くなるんだねー…なんか眠くなってきた…」





『おまっ、！この状態で寝ようとすんなっ、』





勢いに任せて身体を反転させてみると、凪も驚いたのか反射的に肘をベッドについてバランスを取った。





「…危なっ、殺す気？」





……待って、そんなことより、傍から見たらこんなん…




私が凪にベッドで押し倒されてるみたいじゃん…！？！？

誤りが20こ→←誤りが18こ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す