あの狂闘者は青監獄で男装してます【ブルーロック】

誤りが10こ ページ14

夢主side







『なんでもって…何すればいいわけ？私の内臓でも売る気？』





「なんで人身売買しなきゃいけねーんだよ。
…俺の事下の名前で呼べ。俺も下で呼んでるから。」





『えっ、…それだけでいいの…？』





「なに、それ以上のこと望んでるわけ？」





『いや、お願いは少ない方が嬉しいんですけど。
てっきり私が女だからって［自主規制］的なこと頼んでくるのかと。』





「おまえは俺をどんな目で見てんだよ」





『…性､欲にまみれた男子高校生』





「…おまえ後で覚えてろよ、」





赤い綺麗な髪を揺らして上から目線で軽く睨んでくる。




別に怖くない。だけど絵になってるとも言えない。怒られそう。





『…あのぉ…そろそろいいっすか？
早くさらし巻いておかないと不安だから。』





「そーだな。バレないうちに早く巻いてこい。」





『……ひょーま…？ほんじゃまたなーっ！』





「…おう」





最後は手を振って走ってお別れをした。やっぱり豹馬呼び慣れない…




バラされない条件がこれだから頑張るしかないんだけども。




そう思いながら私は部屋に急いだ。









――――――――――









「おっ、A！随分遅かったな。俺ら食べ終わったから先帰ってるぞー」





『…道迷っただけだし。早く行きな。』





食堂に入室早々玲王に声をかけられた。ちなみに凪が背中に乗ってる。




いつも思うけど重くないのかな？今度おんぶしてみようか。





「へー。方向音痴か。結構かわいいとこあんじゃん！」





『かっ、！？っあ、うざ、早く散れ』





待ってこいつ今私に“かわいい”って言った！？えっ？！えっっ！？(嬉)




(Aは今まで“かっこいい”しか言われたことがなかったため、自身に“かわいい”と言われたのは久々だったらしい)





「…わかったよ。ほら凪ー行くぞー」





そう言って玲王はぺたぺたと廊下を歩いて行く。




それを追うように斬鉄が着いていく。ピ〇ミンかよ。





『さーてと、ご飯食べますか！』

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