捌拾参話 ページ15
夢主side
半「ヒイィィィ__!!」
この毒々しい悲鳴と角の生えた老けた見た目、鋭い爪と牙。誰がどう見たって人間じゃない…!!
つまりコイツは鬼!!!
無一郎も炭治郎も目視するまで気づけないということは間違いなく上弦…でも何故刀鍛冶の里に居るの?
霞「霞の呼吸 肆ノ型 移流斬り」
半「ヒイィィィ!!」
無一郎の技を避けた…!、あの速度…やはり上弦と見なして正解…!
でも眼球に数字が無いってどういうこと…?
半「やめてくれえいぢめないでくれぇ…痛いぃいい…」
『炭治郎!!油断禁物!!やるぞ!!!』
ここで仕留めないと…!里が危険…!!
炭「くっ…!!! 陽華突!!」
半「ヒイィィィ!!」ドタンッ
炭治郎の攻撃も躱されたと、煩わしい着地音で確認できた。
というか避けるばかりで何もしてこない…ほんとに上弦かこいつ…?
今までの上弦の奴らはめっちゃ喧嘩腰だったのに…
逃げかけた鬼を禰豆子ちゃんが蹴り落とす。鬼は悲鳴を上げて壁に衝突した。
炭「禰豆子!!その姿になるな!!」
『今だ__ッ!!!』
隙を突いて鬼の首を斬る。上弦にしては意外と簡単に斬れてしまったなぁ……技使うまでもなかった…
半「ヒイィィィ!!斬られたああ…!!」
___……けど、されど上弦。殺すのに条件がある場合だってある。堕姫と妓夫太郎なんてまさに例だ。
そう考察していれば、メキメキッと嫌な音が聞こえた。
正体は鬼から新たな身体が生えてきた音だった。頭には体が、体には頭が。分裂か…!?
炭「後ろは俺が…!!!」
後方には炭治郎と禰豆子ちゃんが。前方には無一郎がそれぞれ鬼に向かっている。
そう叫んだ炭治郎をいち早く止めたくて私も振り返ったその時、
『待ってまた分裂す____』
“また分裂する可能性が有り得る”
そう言い終わる前に背中から飛んでもない風量が襲ってきた。
なんとか踏ん張ろうとしたものの、丁度飛んできた瓦礫___ではなく無一郎に押し出されて私も無一郎と瓦礫と一緒に空へ放り出された。
『……ッ!!む、…ぃっ!!』
何この風圧…!!肺が圧迫されて喋ることさえできない…!!
このまま速度が落ちるのを待つしかないのか…!!
着地したらすぐ2人の元へ戻らなきゃ…!!2人が持たない…!
終わり ログインすれば
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わっふるのとっぴんぐ(プロフ) - モモさん» モモさんコメントありがとうございます!((近々更新させて頂こうと思ってます (7月23日 9時) (レス) id: 99aea4c417 (このIDを非表示/違反報告)
モモ - 神。何度でも読み返したくなる。文才ありすぅぎ。作者さんのペースで更新頑張ってください!! (7月22日 20時) (レス) @page14 id: 759a61aa3f (このIDを非表示/違反報告)
わっふるのとっぴんぐ(プロフ) - ワッキーさん» ワッキーさんコメントありがとうございます!禰豆子ちゃんと結婚できるだなんて羨ましすぎます(( (5月30日 19時) (レス) id: 99aea4c417 (このIDを非表示/違反報告)
ワッキー - ねずこと私はもう結婚してr、、失礼しましたm(_ _)m (5月30日 18時) (レス) @page14 id: a8cf9029ad (このIDを非表示/違反報告)
わっふるのとっぴんぐ(プロフ) - モモさんありがとうございます!!文才あるとか嬉し過ぎます…!! (5月8日 22時) (レス) @page14 id: 99aea4c417 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わっふるのとっぴんぐ | 作者ホームページ:http://あいうえお
作成日時:2022年7月19日 23時