漆拾玖話 ページ11
夢主side
『あ、刀の存在忘れてた。』
鉛「あ、確かに。ちょっと行ってくるわ。」
『ほーい』
しばらくしてからなまりんが刀を取ってきて、私に手渡した。
私はその刀を抜く。色は_
鉛「…透明か、…前と同じだな。」
『…しょうがないじゃんか。だって天の呼吸の使い手なんだから。』
鉛「お前今いくつだよ、」
『14。…単純計算であと6年ってところ。私は無惨倒せたらそれでいいから。』
鉛「…そ、…ごめんな。刀のせいで…」
『違う!これは天の呼吸の使い手のお決まり、だから…
ただ…師範が別格だっただけ、…私は、これは暦では普通だから心配しないで』
鉛「…わかってるつーの。てか刀の原理がわかんねぇんだけど?
刀に力を念じる代償で
『私もわかんねぇもん。
まあ、おかげで強い剣士になれてるのも事実だし、なんとも言えないけどね』
そう、私は20になるまでに死ぬ。これは歴代の天の呼吸の使い手に共通していたこと。
このことを知ってるのはなまりんと産屋敷一族様と私だけ。
刀が透明ということは、刀にこの先で生きていく分のエネルギーは刀に抜き取られる。
だからよりいっそう刀は強化されて、特性である高速+強力で強い鬼にも打ち勝ってきたのだ。
でも_師範、霰さんだけは20を超えても生きていた。
結果的には上弦の壱に敗れて亡くなってしまったけど。
なぜ…?師範には特別ななにかがあったのか…?
考えても答えが見つからない。迷宮入りしそう。
鉛「…お前が考えてること、死ぬまでに解決しろよ?
お前が後悔だけは遺して死ぬなよ。俺が許さないからな。」
『…課題がひとつ増えちまったじゃねーかよw』
鉛「知るかよwほら、頑張ってこい!!!」
背中を押され、私はなまりんの屋敷を出た_この後なにが起こるのかも知らないまま_
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わっふるのとっぴんぐ(プロフ) - モモさん» モモさんコメントありがとうございます!((近々更新させて頂こうと思ってます (7月23日 9時) (レス) id: 99aea4c417 (このIDを非表示/違反報告)
モモ - 神。何度でも読み返したくなる。文才ありすぅぎ。作者さんのペースで更新頑張ってください!! (7月22日 20時) (レス) @page14 id: 759a61aa3f (このIDを非表示/違反報告)
わっふるのとっぴんぐ(プロフ) - ワッキーさん» ワッキーさんコメントありがとうございます!禰豆子ちゃんと結婚できるだなんて羨ましすぎます(( (5月30日 19時) (レス) id: 99aea4c417 (このIDを非表示/違反報告)
ワッキー - ねずこと私はもう結婚してr、、失礼しましたm(_ _)m (5月30日 18時) (レス) @page14 id: a8cf9029ad (このIDを非表示/違反報告)
わっふるのとっぴんぐ(プロフ) - モモさんありがとうございます!!文才あるとか嬉し過ぎます…!! (5月8日 22時) (レス) @page14 id: 99aea4c417 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わっふるのとっぴんぐ | 作者ホームページ:http://あいうえお
作成日時:2022年7月19日 23時