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4話 後編上 ページ11

.

店長がレオを歓迎してしまい私が接客する事になった




レオが注文したオムライスを置いて



『美味しくなーれ、美味しくなーれ…』



歪な形をしたハートマークを指で作り



『萌え萌えきゅーん』




.










……






「………」








私は羞恥心がこみ上げる、穴があったら入りたい程だ

レオは下を向いて顔を見せてくれない

萌え萌えキュンは見事にスルーされたのだった。





しかし私はめげない

今からオプションの「あーん」をしなければならないから

恥ずかしいが会長の頼み事を無下にしない為!



レオの口元にオムライスを乗せたスプーンを運びながら



『はい!レっ…ご…ご主人様、あっ!あーーーん』



言った!頑張って言ってやったのに

レオは口を開けてはくれなかった




『ごっご主人様?お口を開けてくれないと食べれませんよ』




レオは不機嫌に頬を膨らませて




「ふーふーされてない」


と呟いた


子供かッ!何?!その御奉仕?!

ほんと!面倒臭い





かくなる上は


『しなきゃ…ダメ?は…恥ずかしいよぉ…』




私はやりたくない一心で可愛くおねだりしてみるが

レオは頬を薄く赤らめて





「俺はAに「ふーふー」して欲しいぞ」




上目遣いのおねだりを逆にされた


レオは珍しく照れていて私は不覚にもときめいてしまった







…恥ずかしくて仕方ないが




『分かりました、とッ特別ですよ

このオムライス熱いですね〜、

フーーーフーーー』




再びレオの口元にスプーンを運び




『はい!ご主人様!お口あーーーん』





それでもレオは口を開けずにこちらを凝視する

この馬鹿!まだフーフーが足りないと言いたいのか!?





『あれ?まだオムライスが熱かったのかな?

じゃあもう少しフーーーフーーーフーーー』





唇を尖らせて更に息を吹きかけると


レオの顔がにじり寄って





「頂きます」





私の口元にあるスプーンを掴むのでオムライスを食べると思ったが

それを退かし






.










チュッ


突然のキス

柔らかい感触が唇に一瞬だけ触れられと思えば



レオは少し離れて

舌を出してAの唇をひと舐めした




.











……







…………?





「悪い、つい」





レオは頬を更に赤くさせ

Aの唇に親指置いて

キスを拭った


.

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ハヤネ(プロフ) - noppiさん» コメントありがとうございます。続きを待ってくださる読者がおられて大変嬉しく思います。ですが 更新が遅くて大変申し訳ないです。完結までは絶対に書ききりますので気長にお待ち頂ければ幸いです。 (2022年5月23日 23時) (レス) id: 109e4bf301 (このIDを非表示/違反報告)
noppi(プロフ) - 続きも楽しみにしてます!! (2022年5月20日 15時) (レス) @page8 id: b90efc2fe0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハヤネ | 作成日時:2022年5月5日 23時

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