十三話 ページ15
「今、中原幹部は仕事中よ。無駄なおしゃべりはやめて」
幹部補佐の女性に怒られた
『あ、ご、ごめんない』
「ほらほら出て行く」
『あぁ…そんなに…？』
「あー、じゃあなんか飲みもん頼む！」
『わ、わかりました』
補佐の人に背中を押されて追い出されてしまった
でも出て行く直前ギリギリ買い出しを命じてもらえた！
よしよし、計画通り…！
「A、元気か？」
『あ…尾崎さん、こんにちは…！』
たまたま尾崎さんと鉢合わせた
尾崎さんは部屋から追い出された私を見て
「なんじゃ…またあの補佐か…？」
と、ため息をつく
『どうゆう事ですか？』
詳しく話を聞くとどうやら中原さんの補佐は彼に話しかけようとする、近づこうとする女の人を邪険に扱うらしい
「補佐の仕事自体は優秀でも、見てていい気はしないものじゃ」
『そうなんですか…』
まぁ気持ちはわからんでもないけれど
女の子はイケメンが好きなものです
「そうじゃA、わっちと少し話でもどうじゃ？」
尾崎さんとお話…！？
『わ、私でよければ…』
突然のお誘いに喜び
買い出しのことなんかすっかり忘れて私は尾崎さんについていってしまった
ーーーーーーーーー
『尾崎さん…どうして私とお話しなんて…』
「そんな堅苦しい呼び方などしなくてよい、』
『で、では、なんて？』
「中也や太宰はわっちを”姐さん”と呼んでおったのぅ、Aもそれでどうじゃ？」
『姐さん…ですか』
私は昨日やってきたばかりなのにそんな親しげに呼んでしまって大丈夫なのだろうか
マフィアに入ったとはいえ、どうして
来たばかりなのにそんなに信用してくれているのだろう
てか、太宰とは誰？そんな人いたかな
「ふふ…考えていること全て顔に書いてあるぞ？」
『えっ！？…』
「何故わっちが其方を疑わないかじゃろ？」
本当にバレている…！幹部、恐るべし
そんなに顔に出てたかな
「以前ここには鏡花という少女がおってな。鏡花がいなくなってわっちも寂しいのじゃ」
『いなくなった…？』
「なに、単に戸籍を変えたようなものよ」
尾崎さん、じゃなくて姐さんはそれはそれは愛おしそうに鏡花さんについて話すから
そんなに大事な子だったことがわかった
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西ノんヒミツ(プロフ) - 中原瑠愛さん» 感謝です！頑張ります！ (2022年3月2日 20時) (
レス) id: 6f3439c52f (このIDを非表示/違反報告)
中原瑠愛 - 面白いです!続き待ってます! (2022年3月2日 19時) (レス) @page20 id: 36dca4defb (このIDを非表示/違反報告)
西ノんヒミツ(プロフ) - 砂糖葉さん» わああああ！嬉しいですありがとうございます！ (2022年2月27日 1時) (レス) id: 6f3439c52f (このIDを非表示/違反報告)
砂糖葉(プロフ) - 何だか愛されになりそうな予感なのに、ただ愛されるんじゃなく確り理由があったりその過程が書かれてるのに凄く好感を持ちました！読んでいるとワクワクしてきて楽しいです！応援してます！西ノんヒミツさんのペースで更新、ほどほどに頑張ってください！ (2022年2月26日 0時) (レス) @page20 id: 819798f0d0 (このIDを非表示/違反報告)
西ノんヒミツ(プロフ) - ドーナッツって美味しいよね。さん» ありがとうございます！のんびり更新になるかもですが頑張ります！ (2022年2月25日 20時) (レス) id: 6f3439c52f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：西ノんヒミツ | 作成日時：2022年1月14日 12時
