紅一点になり損ねた女 (ページ33)

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第31話ページ33

ﾓﾌﾞ1｢答えるわけねぇだろ！！クソガキが！｣

イザナ｢今のうちに吐けば見逃してもいいけど？｣

ﾓﾌﾞ2｢い、言わないぞ！！｣

イザナ｢ヤクの取引邪魔したの誰だって聞いてんだよ。お前らの中にこっちの幹部撃った奴がいるって報告受けてんだ。｣

ﾓﾌﾞ3「…」

ﾓﾌﾞ1｢あ？んなやつここに居ねぇよ。お前が来る時に殺したんじゃねぇんか？｣

イザナ｢んなわけねぇだろ。舐めてんの？まぁ、吐かねぇなら仕方ないよなぁ…誰からいく？｣

ﾓﾌﾞ2｢何がだ？｣

イザナ｢手足の爪1枚ずつ剥いでやるから、全員の手足で計60枚だな。ゆーっくり時間使ってやるから楽しみだなぁ？笑｣

カメラに映っていないが恐らく黒い笑みを浮かべているであろうイザナくんを想像するのは容易い

ﾓﾌﾞ1｢お前みたいなガキに何が出来んだ？笑笑どうせ脅ししかできねぇお子ちゃまだろ？笑｣

ﾓﾌﾞ2｢お、おい、！やめとけ！こ、こいつの目ガチだぞ…！！｣

イザナ｢仕方ねぇな。お前から行ってやるよ笑｣

ﾓﾌﾞ1｢ふっ…お前なんかに何ができんだァ？笑笑｣

イザナ｢…｣

黙ったと思ったら直後爪が剥がれる音がした

ﾓﾌﾞ1｢っっ……！｣

ﾓﾌﾞ2｢大丈夫ですか…！！！！｣

イザナ｢まだ一枚目。次行くぞ。早いうちに吐かねぇと爪全部無くなっちまうぞ？あ、それとも出血死するか？笑｣

｢相変わらずナチュパスだな…｣

ﾓﾌﾞ1｢甘いなぁ…俺がこんなんで折れるとでも？｣

イザナ｢時間もねぇから増やしていくぞ｣

またあの鈍い音が聞こえた

それにしてもイザナくんの尋問は初めてと思えないほどの判断力でこちらが勉強になる点も多い

ﾓﾌﾞ1｢いっっっ……｣

1回目は耐えれたであろう痛みは2枚同時に引き抜かれた痛みには耐えれなかったようで叫びに似た声が聞こえた

イザナ｢どうしたんだ？顔面青白くなってるけど。｣

ﾓﾌﾞ1｢…ぁ？｣

イザナ｢まだ3本だぞ？｣

その後鈍い音が1回に収まるはずもなく2回3回と続いた

音が鳴り終わった時には1人の声は聞こえなくなっていた

イザナ｢あーあ。1人死んじまったのか？面白くねぇなぁ…次行くぞ〜｣

ﾓﾌﾞ2｢ぁ…ぁ……｣

イザナ｢口割らねぇから仕方ないよな？｣

ﾓﾌﾞ3｢…もうやめろ。俺がやったんだ。お前らんところの奴を殺そうとしたのは俺だ。｣

｢お？？｣

イザナ｢じゃあお前は用済みだな。｣

先程まで聞いたことの無い音が鳴り響いた

私の銃の音だ

今日イザナくんに貸してあげた物を早速使ってくれてるのは嬉しい