32話 ページ35
．
悲鳴嶼｢……あぁ、ああ……紫季…紫季！！！
嘘だろう…？なぜ、なぜ……！！
合同任務に行くのではなかったのか…？頼む、頼む……！！！！
もう一度でいい！！！もう間違えない！！！！
またその美しい瞳に私を映してくれ
頼む……！！！！紫季！！！！！！！｣
何度も、何度も、紫季の名前を叫び問いかけるが、その瞼は開かない
｢……｣
沈黙が続くなか、悲鳴嶼は紫季の顔を見る
悲鳴嶼｢……君の死に顔すら私は見ることが出来ない…でも、
それでも、紫季が微笑んでいることはしっかりと分かってしまうね…｣
紫季の死を受け入れた訳では無いが、なにか決心が着いたのか、方に乗っている鴉を飛ばす
悲鳴嶼｢………連絡だ…御館様に……｣
鴉(ｺｸﾘ)
悲鳴嶼｢……色柱 虹色紫季の死を確認。
…上弦の壱との激戦の上、…殉職したと……伝えてくれ｣
鴉｢了解シタ｣
悲鳴嶼｢あぁ、頼んだぞ
……さて、紫季。もうすぐ日が昇る…
ここから1番近い、花畑にでも行こう。
2人で行けるのはもう、これで最後だからな…｣
悲鳴嶼はもう冷たくなった紫季を優しく抱え、ふわりと頭を撫でた
ゆっくりと歩き出す悲鳴嶼と紫季
悲鳴嶼はやはり悲しげであったが、幸せそうにも見えた
悲鳴嶼はふっと笑い、眠りについた紫季に話しかける
悲鳴嶼｢……君は、本当にずるい
やっと、決心が着いて、君へ返事をしようと思ったのに
それを伝えさせずに遠くへ行ってしまうのだから
ほんとうに……きみは…
ｯｯ！あぁ、見てご覧…？
目の見える君ならしっかりと見えるだろう？
私にこの美しさを教えてくれ…
……君が…私の目となってくれないと……
私は何かに感動することが出来なくなってしまう｣
悲鳴嶼は涙を流し、花畑にそっと紫季を横たわらせる
悲鳴嶼｢あぁ、とても似合っている……
君よりも花が似合う女子はいないだろう…
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私も
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君が唯一だった
．
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私に愛を教えてくれてありがとう…
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結婚しよう。紫季。｣
悲鳴嶼がそう言った瞬間、
ふわりと優しい風が吹く
虹がかかり、
花びらが舞い上がった
はい！喜んで！！
悲鳴嶼行冥はくすりと笑ったあと、もう一度、紫季を抱えあげ歩いていった
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通りすがり - ほんとに好みの作品です…！好きすぎるっ！明日朝早いのに、夜更かし覚悟で見ちゃいました(*⁰▿⁰*)悲鳴嶼さん、不死川尊い、、、あぁ、、、好き、、、 (2022年1月16日 21時) (
レス) id: 1ace4129ec (このIDを非表示/違反報告)
坂口(プロフ) - 和田さんを知ってるんですね。いいですよね。 (2020年12月28日 14時) (レス) id: 00b7ed554e (このIDを非表示/違反報告)
長女(プロフ) - あざらしさん» アザラシ様！コメントありがとうございます！そう言っていただき長女は嬉しいです！！実は、そろそろ鬼滅で夢小説新しく書き始めようと思ってまして、、もし良ければそちらもご覧下さい〜！ (2020年12月27日 19時) (レス) id: 95eaccf2e1 (このIDを非表示/違反報告)
長女(プロフ) - 吹雪さん» お久しぶりですー！お元気でしたか？感想ありがとうございます！よ、読み返されるなんて、、、！照れます((((((( ！！知ってます！！いいですよね、、、！！ (2020年12月27日 19時) (レス) id: 95eaccf2e1 (このIDを非表示/違反報告)
あざらし - 本当にめっちゃ感動しました！原作との繋がりもしっかり入っててとても見ててドキドキしながら見てました！また違う作品も見てみたいです！！ (2020年12月20日 23時) (レス) id: 6d224a7bcb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：長女 | 作成日時：2020年3月19日 18時
