結婚しませんか？ 【悲鳴嶼行冥】【鬼滅の刃】

25話 ページ27

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ある朝、


｢虹色紫季！参上致しました〜！！｣


悲鳴嶼｢岩柱…悲鳴嶼行冥…ただいま参りました…｣


産屋敷｢ふふ、2人とも忙しいのに呼び出して済まないね｣


悲鳴嶼｢いえ…｣


2人は産屋敷邸に訪れていた


産屋敷｢今回は、2人で合同任務を頼みたいんだけどいいかな？｣


悲鳴嶼｢…はい｣


｢了解です〜！｣


産屋敷｢……その前に紫季には任務が入るだろうから…現地集合になると思うんだけど大丈夫かな？｣


悲鳴嶼｢問題ありません｣


｢わたしもです〜！｣


産屋敷｢色々済まないね

君たちならきっと無事に戻ってきてくれると信じているよ｣


｢お任せくださーい！


この虹色紫季！必ずや御館様の元へ戻ってきます〜！


……例え、手足がちぎられようとも、貴方様の元へ帰ってきますよ


ですから！ご安心ください！｣


産屋敷｢ふふ、帰ってきてくれるのはありがたいけど、手足がちぎられるようなら直ぐに撤退するように｣


穏やかな会話の中ところどころ不穏なのは明日が保証されていない職業だからか、それとも別にあるのか、


｢あ…ははー……｣


紫季は困ったように笑う


産屋敷｢……いいね…君たちは自分の命を軽く見すぎだ

ほかの人たちの事はよく考えているのに…

本当に困った子達だ…｣


そう眉を下げ心配そうにこちらを見つめる産屋敷。


それを見た紫季は何も言えずに俯いていると


悲鳴嶼｢……御安心ください、今回の任務は必ず無傷で帰還します｣


そう、悲鳴嶼行冥が優しくそれでいて力強く言う


産屋敷｢ふふっ、それならいいけど｣


悲鳴嶼｢えぇ…それに加え…紫季は柱の中でもトップと言っていいほど強い。
怪我をする方が難しいだろうかと……｣


紫季は もう、大丈夫だろう と気を抜いていると急にお名前を出されビクリと肩をふるわせ、悲鳴嶼を見る


｢んな！？！？行冥さん！？！｣


悲鳴嶼はその姿にくすくすと笑い紫季の頭を優しく撫でる


悲鳴嶼｢何を驚く…？安心しなさい…お前は強い……｣


｢何を安心すればいいんです！？！？｣


そんなふたりの様子を見て、産屋敷は安心したかのように笑った


産屋敷｢ふふっ…そこまで不安視していなかったけど、これなら今まで以上に期待できそうだね｣


｢へ…？｣


その言葉の意味がわからず聞き返す紫季だが


産屋敷｢さぁ、そろそろ行きなさい。とくに紫季。君は今日は忙しいんだから｣


そう、上手くかわされてしまった

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