白と黒と、【男主】【刀剣乱舞】 (ページ38)

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第65話ページ38

……

天光丸が、広間につくともうみな揃ってご飯を食べ始めていた

天光丸は空いている場所につき、「いただきます」と手を合わせたあと、

美味しいご飯に食いつく

今日は、卵を沢山使ってある料理だった

そう言えば、あいつらに卵が好きだと言った記憶がなくもなくもない

……

…

笑い声が響く広間

いつもと変わらず美味しい食卓

いつもと変わらない笑顔

いつもと変わらない日常

いつもと変わらない声

そして、どーでもいい世間話

それら全てが天光丸は嬉しかった

…天光丸は…それをずっと望んでいたから

どこにでもありそうな、普通な日常を

天光丸は、心から愛していた

～第1幕天光丸編完～

……………………………………

……………………

………

まぁ、だからといって

話は終わらない……

歯車は回り続ける。

かちり、

かち？

かちゃり

かぢゃん？

かちゃかちゃ

かちかちかち

それはゆっくりと錆びてゆく

？｢ふぅ！！

あと少し……、

あと少しだねぇ……！！！！

首をあらって待ってろよぉ？

"正善雅唯典"｣

そして、ある一定の時間を作り、崩れてゆく

謎の男は資料をパサりと机へ投げる

そこには、翔唯の写真が着いている

歯車は回る

ひとつ、またひとつと部品を落としながら

？｢あぁぁ……てか、もう時間じゃぁん！？！

あいつ、そろそろ壊れないかなぁ？

送り込むのにはまだ早いんだよなぁ

もうちょっと弄るかぁ……｣

パタンと扉を閉める

扉の先には、笑顔が溢れている

乱｢あ！主さん！！お仕事終わったの？？｣

？｢ん！あぁ、終わったよ～｣

……扉の奥を知らずに、

笑顔があふれる刀剣男士たち

？｢……｣

また、かちりと音がした

なにかのパーツが落ちたのか

それともはまったのか

．

．

……それを知っているものは誰一人としていない

．

……地獄の始まりは、これからだ