光と影と、【男主】【刀剣乱舞】 (ページ25)

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第23話ページ25

一期「……そうですね…」

実のところ、この頃あまり酒を飲めていない

嬉しいのだが、弟が増えたことにより、世話をしっかりとやかねばならない

一期「(今日位はいいだろうか…)

…いいですよ」

鶴丸「よし！じゃぁ、天光丸呼びに行こうぜ！！！」

ん？

一期「？今なんと？」

鶴丸「いやだから、天光丸も一緒に飲むんだぜ？誘いに行かないとな！」

満面の笑みで言う彼はとても輝かしい

一期「はぁ……しょうがないですね…」

ほかのもの達は縁側に、酒やらおつまみやらを運んでいるらしい

部屋につき、誘うと、少し悩んでから童子切と一緒に行くことを条件に承諾された

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

綺麗な満月に

立派な桜の木

夜桜を見ながら縁側で酒を飲む

そんなことをしたことがあっただろうか？

…まだあの頃は楽しかった…

もう開放されたというのに

刻み込まれたものは全く消えない

天光丸(まぁ、まだ1日経ってないからな…)

そうなのだ、まだ1日経ってないのだ

天光丸(まぁ、いいか)

少し雑になってきている気がする

一期｢天光丸殿？何か考え事ですか？｣

天光丸｢…いや、ここに来て、まだ1日経ってねぇなぁと思ってな…｣

童子切｢あぁ、そっか思いのほか時間はすぎてないんだね……｣

こくり、と頷き酒を飲む

天光丸(もしも、アイツらが折れてなくて…)

なんて考えてしまうのは

それほど大切だったという証拠であろうか

石切丸｢！？！天光丸！？どうかしたのかい？！｣

天光丸｢？？｣

鶴丸｢…こりゃ驚きだ……気づいてないのかい？｣

あ？？？

一期｢……何故泣いておられるのですか？｣

……！？！

天光丸｢……え…｣

あぁ、泣いてたのか……確かに頬が濡れてるかもしれんな

よく分からん

ただ、あいつらにどうしようもなく会いたくなった

どうしてとかは分からなかった

ただ、気持ちの整理がつかなくて

苦しくて

心が、心臓が痛くて

天光丸｢……ｯ！｣

時間はゆっくりと過ぎてゆく……

ときに優しく、たまに残酷に、

……それは…悲しくなるくらいに……

．

美しいのだ

┈┈┈┈おつまみ組到着┈┈┈┈

髭切｢あれ？僕達がいない間に何があったの？？｣

江雪｢……？？｣

燭台切｢えぇ！？どうしたの！？誰が泣かしたの！？鶴さんかい！？！｣

鶴丸｢おいおい、光坊それは酷くないか？｣

一期｢wwﾌｯwつるwまるww殿www｣

いつもより少し賑やかな夜はゆっくりと明けていった