光と影と、【男主】【刀剣乱舞】 (ページ21)

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第19話ページ21

三日月side

何もない……か

なぜそう思うのだろうか

天光丸を見つめてももう答える気はなさそうだ

三日月｢……天光丸よ、もう少しここにいてもいいか？｣

天光丸｢…え"…あ、

……お前の勝手にしろ｣

少し間を置いて天光丸は言う

三日月｢…ふむ、何も無いのもなんだ

茶でも持ってこよう｣

少し天光丸の目が輝く

天光丸｢……！俺、饅頭が食べたい…｣

おお！！？天光丸から初めてのりくえすとか！！

三日月｢よし、必ず持ってこよう｣

天光丸｢！！！｣

もしかしたら好きなのかもしれんなぁ

少し口角が上がっている

天光丸の好きな物や嫌いなもの、

そういう事を知れるというのはすごく嬉しかった

三日月｢少し待っていてくれ｣

天光丸｢あぁ｣

ゆっくりと

焦らずに知ろう……

きっといつか教えてくれるだろう。

まだまだ、時間はまだたっぷりとあるのだから

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

して、饅頭か……厨にあるだろうか？

三日月｢…燭台切はいるか？？｣

燭台切｢！どうしたんだい？？｣

三日月｢少し茶をな｣

燭台切｢あぁ！そういう事だったら！お饅頭を主くんから貰ったから、おやつにどう？｣

おぉ！ちょうど良かった！！！

三日月｢ありがたく頂くとしよう｣

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

さて、天光丸は……

ん？あれは……五虎退？？

どうしてここに？？

五虎退｢！あ！三日月さん！！｣

天光丸｢ん、あぁ……帰ってきたな｣

ん？天光丸の膝にいるのは……五虎退の虎？

いつの間にそこまで？？

三日月｢な、仲良くなったのか？？｣

なんだか意外な組み合わせだな…

なんというか、えずら？が凄いことになっている

天光丸｢……いや、こいつがここで寝たから、起きるまで話そうってことになった｣

あぁ、よく見たら寝てるなぁ

五虎退｢……す、すいませんお邪魔するつもりはなかったのですが…｣

三日月｢いや、まったく邪魔では無いぞ？そうだなぁ…五虎退も一緒にどうだ？？｣

うむ、仲良くすることは良い事だ

天光丸は少しでも心を許せるものを作った方がいいだろうしなぁ

五虎退｢ほんとですか！では、お言葉に甘えて……｣

暖かい日差しに、綺麗な庭を見ながら3振りは仲良く饅頭を食べていた

ゆっくりと、穏やかな時間が過ぎていた

この時間が永遠に続けば良かったのに…

．

なんて、願うのは愚かだろうか……？