声がなくなった声優 (Kiramune) (ページ4)

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声3 ページ4

『そう言えば今どこに向かってるんですか？』

僕はずっと思っていたことをりょへさんに聞いてみた。

『あぁ～のぶは初めてなんだよな(笑)
ん～…俺たちにとって大切な人に会いに行くって感じかな』

そう言ったりょへさんはどこか遠い方をみていたきがした。

でもなんとなく僕はまだそれに触れてはいけない気がした、だから僕は

『そんな人がいるんですか？僕早く会いたいです！』

と当たり障りない返事をした。

その後、僕達は3人で楽しく話ながら江口くんの運転で移動した。

りょへさんの言う『大切な人に』会うために。

着いたのは閑静な住宅地

そして僕達はある一軒の家の前に着いた。

『ここだ、ここ』

そう言って一番最初に車から降りたのはりょへさんだ。
そして僕はりょへさんに続いて僕も車を降りた。

『じゃあ僕は車停めてきますね』と言って江口くんはどこに停めるのかと思っていたら、
なんと目の前の家のガレージに停めた。

『人の家のガレージに停めちゃっていいんですか？なんか他の車も停まってるみたいですけど？』

今僕たちの目の前にある家は家自体は普通の大きさではあるのだがガレージが2個あるのだ。

『大丈夫、大丈夫。いつもあそこに停めさせてもらってるし許可ももらってるから。』

僕はりょへさんに『そうですよね』と少し笑いながら答えた。

僕達が話してる間に江口くんも車を停めてきたようで『停めてきました～』と陽気に言いながら来た。

さっきから思っていた事なのだが今日の江口くんは
どこか嬉しそうだ、それはきっと今から会う人が関係しているのだと思う。