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20話 ページ26

Aside


ぽたり


誰もいない練習室の床に汗の滴が落ちる。


ダンスって難しいな。誰かにコツ聞きたいけど、あんなこと言っちゃたしそんなことできないわ。


そろそろ今日は帰ろうかな。暗くなってきたし。


準備をして練習室の鍵を閉めて、職員室へと向かう。そして、下駄箱まで小走りで行く。


下駄箱まで行くと私の外靴だけが残っていた。


その靴を履いて昇降口を出ると外が暗くなり始めていた。


腕時計を確認すると電車の時間まであと10分だった。


『やば。急がなきゃ』


ぎりぎり間に合ったので、特等席というか特等場所のような場所に足を向けた。


その場所に立ち読みかけの本を開いた。


少し経つと知らない男の人がこっちに体重をかけるように寄りかかってきた。


そっと場所を変えようとすると手を掴まれた。


振りほどこうとしたが力が強くそうすることができなかった。


必死に目を合わさないようにしていると、その手を引っ張られてしまった。


これにはさすがに驚いて、自分の喉からひゅっという空気の音がした。


頭を冷静に保とうとしていると、耳元で


?「大丈夫?A。」


『瀬名先p((』


そうしている間に駅へ着いた。そうすると、瀬名先輩がその掴んでる手ごと引っ張り、電車の外へでた。


「な、なにすんだよ!」


「何ってどういうことぉ〜?俺、全部見てたんだけどぉ。」


「うっ、だってこの写真お前だろ!」


その男性が見せてきた写真は私がまだ活動しているときの写真だった。


えっ、待って。もう知ってる人はほとんどいないはずなんだけど。1年前までのデータは全部消したはずだから…


『あの、その写真どこで?』


「そんな話聞いてどうするつもりぃ?」


『それ聞いたらもういいんで!』


「今、このサイトで拡散希望で出てんだよ!分かったか!!」


そうして瀬名先輩が警察に届けに行ってもらった。


「それで、大丈夫なわけぇ?そんなへらへらしてるけどぉ。心配したんだけどぉ!」


『結局、何したかったのか分かんなかったのでそこが…。』


「そういうことじゃなくてぇ!」


『まぁ、冗談ですけど。っていうか、この情報流した奴、覚えてろよ。』


「でもさぁ、その情報を流されて困ることでもあんのぉ?もう公表してるわけでしょぉ?」


『結構、重要ですよ。サプライズって。というか、その情報流した奴もう検討が付きました。』


「怖っ…」

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p−−(プロフ) - 夢花(仮垢)さん» 意見、ありがとうございます!好きになっていただけて、とっても嬉しいです! (2018年10月5日 19時) (レス) id: 8e777e6de0 (このIDを非表示/違反報告)
夢花(仮垢) - 続編出してほしいです!うぅ……夢主ちゃんだいすきだあぁぁぁぁ( T O T )!!!! (2018年10月5日 19時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
p−−(プロフ) - 杏 萌葱さん» ですね。カードとかになっちゃいますよね。すみません! (2018年2月12日 16時) (レス) id: 8e777e6de0 (このIDを非表示/違反報告)
杏 萌葱(プロフ) - p−−さん» キャッシュはカードですね。キャッシュカード。キッシュってのはおかずのタルトみたいな物なんで、多分作者さんが言いたかったのはキッシュですよ (2018年2月12日 13時) (レス) id: 8d57bf5858 (このIDを非表示/違反報告)
p−−(プロフ) - 杏 萌葱さん» あ、どっちか迷ったんですけど、やっぱそうかもしれないです。修正しておきます。すみません! (2018年2月12日 11時) (レス) id: 8e777e6de0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:p−− x他1人 | 作成日時:2018年1月21日 13時

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