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5話 ページ7

心臓がドキドキする

多分あの太宰さんって人以外にも男の人はいるのだろう……


嗚呼怖い恐い……

過呼吸の様なものをしていると


与「あんたそんなに男が無理なのかい?」


前を見つつそう問いかける与謝野さんに私は頭を縦に振る


与「そっか……そう言えばA"異能"って知ってるかい?」



『異能_____?』




異能、異能力とかの略語だろうか?もしかしたら"ジャック"が?



『異能かは分かりませんがもしかしたら昨日話したジャックが…………』



与「そうかい皆の前で見せる事になるかもしれないそのジャックとやらを」


そうですか…… と呟くように言う私

とても小さな声で多分隣の与謝野さんにも聞こえないように




『……おいでおいで*****』




私は誰の名前を呼んだのだろう自分でも分からなかったまるでその名前を知ってるかのように…………


?「マスター呼んだわよね?」



私の膝の上にはふわふわとしたピンクと黒の配色のロリータ少女


与「……………………………………な!?」



与謝野さんが此方をガン見する



『!?………〔こんな簡単に……?〕』


心の声が聞こえたのかそのロリータ少女はすこし怒った声音で言った


?「あら簡単じゃないわよ本当は貴女に名前を呼ばれるまでジャックとアビー達とどちらが行くか揉めてたんだから」


ぷくりと可愛く頬を膨らましながら此方を上目の様な感じで見る


『あの……貴女は?』



?「もうあれだけ一緒に居たのに忘れちゃったのかしら?私の名前は"ナーサリーライム"ナーサリーで良いわよ」


ナーサリーライムか可愛い名前だな
本当に私は異能というものを持っているのだろうか


ナ「マスターなんて顔してるの?まるでおじ様達みたいよ?」


おじ様達?という事は他にもジャックやナーサリー、あのナーサリーが言っていたアビー達と言う人達も私の異能だったりするのだろうか?


与「探偵社についてから詳しく聞くけど良いかい?ナーサリーとやら」



ナ「ええ良いわ喜んで」


柔らかな笑みを浮かべて笑う


可愛い



数十分後



与「着いたよ」


赤茶色の煉瓦のビルチングが見える


私の心臓はどくどくと音を立て騒ぐ警報を鳴らす


手からだらりと手汗がでた


ナ「マスター安心して私が居るじゃない私はパンプティダンプティみたいに弱くわないからね」


私の手を握りながら笑うナーサリー


『あり…がと…ね』



ナーサリーが手を繋いでくれたことによって多少恐怖が薄まる

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トトロッチ - ('ー ' *)( ・∇・)(*'‐'*)♪(*/▽\*)(*^-^*)(*^▽^*) (2019年2月7日 21時) (レス) id: 68e523a720 (このIDを非表示/違反報告)
芥乱(プロフ) - シロさん» 了解しました!では近日中にでも更新します! (2019年1月17日 6時) (レス) id: a52fd7b0d8 (このIDを非表示/違反報告)
シロ(プロフ) - 何時も楽しく読ませて頂いてます!リクエストよろしいでしょうか?主人公が男性恐怖症ということなので、穏やかな方の問題児である、中性のエルキドゥとの絡みが見てみたいです!更新、楽しみにしています。 (2019年1月16日 23時) (レス) id: e916890377 (このIDを非表示/違反報告)
たっくん(プロフ) - 面白すぎてワロタ (2019年1月16日 22時) (レス) id: 37ec841f38 (このIDを非表示/違反報告)
柘榴(プロフ) - (´∀`)b (2018年10月28日 20時) (レス) id: 723d39c3a6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:芥乱 | 作成日時:2018年9月26日 20時

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