【銀魂】めんたるえらー

#過保護 ページ35

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ひと仕事終えて、
やることも無く廊下を歩いて居れば少し先を行く団長を発見。
何気なく小走りで近寄って。


『 ──団長、地球へ行きましょう 』
「 行く必要ない 」

『 美味しい団子屋さん知ってるんです 』
「 あっそ 」


──おかしい。
以前の団長なら、用もなく地球へと降り立っていたのに


『 団長、地球好きじゃないですか 』
「 それはお前だろ 」


最近、地球という単語を出せばどことなく不機嫌になっているような・・・。


『 団長── 』
「 しつこいな、お前はココで大人しくしてればいいんだヨ 」

『 ・・ごめんなさい 』

ニコニコ笑顔だけど、完全に



──────
────
──




『 ──不機嫌でした 』
「 団長なりに心配してんだろォ 」


私が居ない間に何かあったのか
帰って来て以来、やたらと過保護になった・・というか何と言うか
地球という単語に敏感になったと言うか

書類と睨めっこする副団長に珈琲を入れて、隣に座る



『 地球行きたいなあ 』
「 まァ、優秀な部下奪われ掛けたんだ
上司として心配しないワケねえだろ 」

『 奪われたなんて、そんな 』


私はココにずっと居るつもりだし
地球へ行くのだって友達・・沖田さん達に顔を合わせるだけだし。
出て行こうなんてこれっぽっちも考えてないのに

奪われ掛けたってのは語弊がある。


「 ・・団長もそのうち、行く気になるだろ 」
『 ですかね 』



沖田さん達、元気かな
何も言わずに出て来て怒ってないかな

早く、謝りに行きたいなあ



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