敬語系実況者【最終兵器俺達】

7.遊びの誘い ページ17

・A







今日は久々に長編フリーホラーゲームをやる。椅子に座って、セット完了。画面を見る時の眼鏡をかけて、ヘッドホンを付け、周りの音を遮断してゲームに集中する。





撮影開始です。






『みなさん、こんばんはアキです。今日は久々に長編のホラーゲームをやっていこうかなと思います。残酷な表現やグロテスクな描写がある様なので苦手な方は……頑張って着いてきてください(笑) 無理せずにね、見ていただけたらと。では、やっていきましょう』





『町外れにある祠にはとある神様が祀られている＿＿』





1時間程撮って1度切った。これから数日かけて撮っていくつもりだ。ずっと座っていたからか、腰に痛みがある。久々の長編でちょっと調子乗りすぎたかな。





背を伸ばしつつ、椅子から立ち上がり冷蔵庫へ向かう。中には飲み物と、少しの食材が入っている。そろそろ飲み物とか買いに行かなきゃな。






・





買い物が終わり冷蔵庫に物を入れている時、スマホが鳴ったので冷蔵庫を閉めてスマホを見てみる。画面にはキヨさんの名前が表示されていた。





「もしもし」



ｷﾖ『あっ、もしもし、今何してる？』



「今冷蔵庫に物入れてました」



ｷﾖ『具体的(笑)』



「それしかしてなかったので(笑) どうかしました？」



ｷﾖ『いや、暇でさ、俺ん家で遊ぼうぜ』



「良いですよ」



ｷﾖ『おぉ！ んじゃ待ってる』






電話切るの早くないですか。取り敢えず残りの物を冷蔵庫に入れて、終わった後準備して出発。





途中、コンビニに寄ってキヨさんの好きな飲み物とお菓子を買って行く。誰かの家に遊びに行く時は必ずお土産買っていく、癖で抜けずに数年続けてます。





キヨさんの家に着いて、入れてもらいお土産を渡すと喜んでくれた。純粋に嬉しい。





ｷﾖ「外寒いの？」



「少し寒いですね」



ｷﾖ「俺出たくねぇ(笑) そういや、靴変えたんだ？」



「そうなんですよ、この前フジさんと一緒に行って決めてきました(笑)」



ｷﾖ「……へぇ、似合ってんじゃん」





そんな他愛もない話をしながら、キヨさんのお部屋へお邪魔します。カバンを下ろして、コートも脱ぐ。少し暖かい部屋に私はホッとする。


・



ゲームやテレビ等々、そんな事をしていたら既に夜の12時を回っていた。



キヨさんはソファに横になり、寝ている。きっと眠かったんだろう。



テレビの音量を下げて、スマホを開いて、何となく写真を見てみる事に。

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