敬語系実況者【最終兵器俺達】

1.誘ったのは自分から ページ2

・キヨ




Aと知り合ったのはAが中学2年生の時、俺達が高校1年の時だ。最初のAの印象は真面目という感じで、なんかクールな子だなって思ってたけど話してみると楽しくて、大抵の事は出来るけどどっか抜けてる奴だった。





Aが高校生になってからは後輩として過ごしたり。カフェレストランRainが行き付けで、よくフジ、こーすけ、ヒラの4人で行って。





ゲームで行き詰まったりすると、突破口とか見つけてくれたり、ヒントを教えてくれたり、こんな風にしたらどうでしょうか、みたいな感じで最初はよくゲームの話で盛り上がってた。





でも、その内だんだんと仲良くなっていって、ゲーム以外の事も話したり。





だからゲーム実況を最初に始める時、こーすけともう1人と思って思い浮かんだのは、やっぱりAだった。当時はAもバイトで忙しかった。だから今でも思う、俺よくあんな中でAを誘ったなって。





でも、俺の中でゲーム実況をやるなら、Aを誘ってやろうって思ってたからな。





バイト終わりのAをとっ捕まえて頼み込んだら、やると言ってくれたので嬉しかったのを覚えてる。渋々って感じじゃなくて、笑ってくれたのが嬉しかった。





そして今、最終兵器俺達として、5人で活動している。メンバー同士喧嘩したりしても、その度に仲裁に入ってくれたのはA。だからこそ最終兵器俺達はAが居なきゃ成り立たない。





色んな事を一緒に乗り越えてきた。本当に、色んな事を。





下ネタが異常な程多い俺らだけど、それを笑いながらサラリと流すのは、きっと長年一緒に居てきたから。視聴者と俺らを不快にさせる事無く、動画を進めるAはスゲーなって思う。





前にフジが「下ネタばっかりで嫌じゃない？」と聞いた事があった。その時、Aは「嫌な事ってないですね、それを含めて最俺でありみなさんですから」って。





真面目でクールだけど、根はめちゃんこ優しくて、人に気配り出来るお人好し。





他の実況者とか関係者とかと直ぐに仲良くなるから、周りからの評判はすげー高い。Aが褒められると俺も嬉しくなる。





だけど、Aがゲーム実況者になる事をよく思ってない人物が居た。Aの従兄であり、俺達の同級生。





なんせ、Aはゲーム実況者になるなら、二度と顔を見せるなと言われたくらいだ。

【二人実況】恐怖を打ち消す実況者→←最俺の一人【設定】

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す