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出会い 6. ページ6
遠い、遠い春の日の思い出がすべて蘇ってくる。
そう、あれはまだ俺が小学生の時。
あの近所の小さな公園で、一人ぼっちで遊んでたんだ。
人見知りで、引っ込み思案俺は友達が全然できなかった。
毎日、一人で公園で遊んでは寂しくてよく泣いて帰ってた。
その日も一人で公園で遊んでて…
一人でバレーしてたら女の子とぶつかってこけちゃって。
それで、俺は怪我して…
ぶつかった女の子が怪我の手当をしてくれて。
一人の俺とよく一緒に遊んでくれた、
一つ年上の優しい女の子…
ぱっちりとした目に、黒い綺麗な長髪…
ある日突然、来なくなったけど
あの人の名前は…
なんだっけ、
桜…
木…
「 桜木 A… 」
…やっと、思い出せた。
ずっと、探していた大事なことを。
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作者名:結愛 | 作成日時:2016年11月4日 7時