鈴木入間くんの妹､アガレスくんの彼女です2

55話:ありがとうございますバラム先生 ページ27

Aside


最終下校になりお家に帰ると


"ﾋｮｲｯ"


オ｢参りましょう｣

｢どこに!?｣


オペラさんにお姫様抱っこをされ
先程歩いて来た道をダッシュで戻される

は､早い...!!

そのまま校舎の中に入ると
"準備室"と書かれた部屋の前で止まった


｢あの...ここは...｣

オ｢私の知り合いがいるお部屋です｣


"ｺﾝｺﾝｯ...ｶﾞﾁｬ"


オ｢お久しぶりです"バラムくん"｣

バ｢オペラ先輩...?｣


髪が長い大男の人がこちらを見た

足が鳥の足...かっこいい...!!


オ｢紹介します､後輩のバラムくんです｣

オ｢バラムくん､このお方は先日お話しした"人間"のA様です｣

｢ふわ!?｣


人間って言っちゃった...!!
食べられちゃうのかな...?そう思っていると


"ﾀﾞｯ!ﾌﾟﾆｯ"


｢ほえ?｣

バ｢人間の女の子...!｣


目を輝かせながら大きな手で頬っぺを包まれる


｢あ､あにょ...｣

オ｢バラムくん｣

バ｢あ...す､すみません...人間に会えるのが嬉しくて...｣

オ｢いえ...では早速お願いします｣

バ｢はい､Aちゃん､背中を見てもいいかな?｣

｢は､はい...｣


上を脱いで後ろを向きオペラさんに抱きつく


バ｢コレは...｣

オ｢治せそうですか?｣

バ｢はい､治せると思えますが人間の体に薬が合うかが...｣


治せないのかな...ヤダな...ずっとこの体...
それにピケロくんたちにバレちゃったら...

怖くてオペラさんに強く抱きつく


オ｢大丈夫ですよA様｣

｢はい...!｣

バ｢...うん､作れます｣

オ｢!!本当ですか｣

バ｢はい､終末テスト後になるかもしれませんがなんとか｣

｢ありがとう...ございます...!｣


やっと開放される...ずっと辛かったな...

私は安心したのか涙を流しながら寝てしまった

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