鈴木入間くんの妹､アガレスくんの彼女です2

52話:妹の秘密※虐待の表現アリ ページ24

Aside


夜､お風呂にあがりお部屋で授業の予習をしていると


"ｺﾝｺﾝｯ..."


オ｢失礼しますA様｣


ドアをノックし入って来たのはオペラさん
手には瓶を持っている


オ｢本日は"お薬"の時間です｣

｢あ...はい..お願いします...｣


"ｼｭﾙｯ"


ベットの上に座り上に着ていた洋服を脱ぐと
体の所々が青紫のあとがあったり､
小さい丸の火傷が現れた

ちなみに手首には切り傷だ


オ｢失礼します｣


そう言って冷たい薬が背中に塗られる

コレは私の親...まぁ"義理"の親から受けたものだ

お金を渡さなかったり気分が悪かった時に
私に八つ当たりされた辛い思い出...

思い出すだけで泣きそうだな...


オ｢他にございますか?｣

｢いえ...｣

オ｢では最後に手首を｣

｢はい...｣


上のパジャマを着て手首に薬を塗ってもらう

コレは怪我の跡を消してくれる薬らしい...
薬の成分が強すぎるから週に1回らしいけど
あんまり変わらないかな...


オ｢塗ってから2ヶ月...あまり変わりませんね｣

｢そう...ですね...｣

｢なるべく...はや...く...消えてほしいです...｣


少し震えながら言うと


"ｷﾞｭｯ"


温かく落ち着く香りが私を包んだ
上を向くとオペラさんがいる


オ｢大丈夫です､もうA様を苦しめる方はいません｣

オ｢今度私の知り合いに塗り薬を作ってもらいます､もう少し...もう少しだけ我慢してください｣

｢はい...ありがとう...ございます...｣


オペラさんに寄り添い服を掴む
するとオペラさんの胸の所には私の涙が滲んでしまった


｢ごめ!ごめんなさい...!!｣

オ｢大丈夫ですよ､私は怒りません｣

｢ごめんなさいごめんなさい...!!｣


"ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ"


オ｢大丈夫ですよ｣


オペラさんに頭と背中を撫でてもらい
私は落ち着いて眠りについた

どうか...夢に出てきませんように...



















〜スキ魔〜

実は一緒に寝てたオペラさん...


｢...ん｣

オ｢おはようございますA様｣

｢ぴゃ!?｣

｢あの...昨日はごめんなさい...｣

オ｢謝るより"ありがとう"の方が私は嬉しいです｣

｢はい...ありがとう..ございます...!｣

オ｢では朝食を作りましょう､今朝はホットサンドにチーズをたっぷり入れるのがおすすめです｣

｢ふふっ...はい...｣


...仲良し

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