疑問 ページ5
小五郎おじさんが腕にIDをつけると同時に、高田さんが口を開いた。
「このIDは今日1日ミラクルランドの閉園時間の夜10時まで有効です。食事も飲み物も全て無料なので思う存分お楽しみください。」
「「「やったーーーーー!!!」」」
高田さんの言葉に、子供たちは笑顔で喜んでいる。
アトラクションだけでなく食事と飲み物もなんて…。最高じゃないか!!
「ありがとうございます!…行こ?A、コナンくん。」
『「うん。」』
蘭に返事をして椅子から立ち上がる。
…否、立ち上がろうとしたが、できなかった。
「君たちはここに残ってください。」
『…え?』
私とコナンの肩を掴み、笑顔をうかべる高田さん。何だかその笑みがとても不気味に見えて仕方がなかった。
「え?」
「どうしてー?」
少年探偵団からも疑問の声があがる中、光彦くんがなにか思いついたように口を開く。
「もしかしてこのホテルの10万人目のお客さんに当たったとか!?」
「…まあ、そのようなものです。」
そう高田さんが答えれば、いいなー、と羨望の声。…絶対ちがうと思う。何だかこの人、危ない気がする。確証はないけれど、そんな気がしてならない。
「じゃあ先に行ってますね。スーパースネークは2時間待ちが普通らしいですから。」
「…じゃあAとコナンくん、また後でね?」
蘭と少年探偵団が部屋を出るのを見て、扉の前に行く高田さんに視線をうつす。…!…鍵を閉めた?
「邪魔をされたくないもので。」
「邪魔って?」
「10万人目は僕とA姉ちゃんじゃないよね。くす玉の紙吹雪が表に落ちてたよ?」
「ええ。10万人目のお客様は1時間ほど前にこられました。」
『じゃあ、どうして私たちを?』
「依頼人がそのように、と。」
“ピッ”と音がしたかと思うと、部屋のカーテンが全て閉まる。…同時にスクリーンに写った1人の影。…男性だろうか。
「…来て頂いてありがとう。私が依頼者です。事情があって顔を公にできない無礼をお許しください。今日お呼びしたのはある事件を解決して欲しいからです。」
「…なんの、事件ですか?」
「ふっ…。それを掴むのも、あなた達の仕事なんです。」
『は?』
教えてくれた方が早期解決に繋がるのに…。早く解決して欲しいからこそ、探偵を雇ったんだろうに。
そんな私の心情など知る由もなく、依頼人は話を続ける。
「これからヒントを出します。そのヒントを元に、事件を解決してください。」
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中途半端すみません!
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あまね(プロフ) - めさめさすきです! (12月29日 23時) (レス) @page23 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
CHARA - 面白いです!更新頑張ってください! (2020年5月10日 14時) (レス) id: c3eefd4712 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみん - さあ、これからどうなるの、らんやコナン彼女ちゃん事件解決できるか、コナンと彼女次回は楽しみにしてます (2019年12月3日 8時) (レス) id: bf7cef9bae (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - かなさん» ありがとうございます!夢主ちゃんと新一は、絶賛両片思い中ですね。私自身、両片思いって大好きなんですよ笑笑。でも2人がくっつくと蘭が…てことでちょっと切ないですよね。応援ありがとうございます!楽しみにしていてください! (2019年6月21日 20時) (レス) id: 1c08efcab1 (このIDを非表示/違反報告)
かな - この作品大好きです!いつも更新楽しみにしてます!夢主と新一がどうなるのか、とても楽しみです!頑張ってくださいね! (2019年6月21日 7時) (レス) id: e7431ce181 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:華 | 作成日時:2019年5月19日 11時