4月4日 ページ14
『怪盗キッド…！』
ビルの石像の上に立ってこちらを見据える大怪盗。
園子について行ったおかげで、怪盗キッドはもう何度も生で見ている。…けれど、前世で怪盗キッド推しだった私。こんな所でお目にかかれるとは思っていなかった。
だから、内心…
『(え、怪盗キッド！？こんな所で何してるの！？やっぱりキッドはかっこいいってのが遠くから見ても丸わかりだなあ、スタイルもめっちゃ良いし！←)』
大興奮でございます。
思わず合掌した私に、コナンが何処か不満げに私に言う。
｢…ねえ、嬉しそうなとこ悪いけどおじさんが警察官の車に乗せられたよ？｣
『…へっ、なんで｢さあ、あなた方にも来て頂きますよ。｣
先程まで携帯で上司に連絡していたのであろう警察官が話を遮り、私の腕を引っ張る。
…キッドと話したかったな。私キッドと話した事ないんだもん。コナンについて行こうとしても毎回止められるし。
そう思いながらも、しぶしぶと車に乗り込んだ。
＿＿＿PM12時17分。
私達は、神奈川県警察署本部内の部屋に連れてこられた。
私は目暮警部や白鳥警部と会うことが出来たので取調室には入らなかったが小五郎おじさんは既にもう入っているようだった。
｢探偵には依頼人の秘密を守る義務ってもんがあるんだ！｣
｢その依頼人がキッドだったら共犯者だって言ってんだろ！｣
机をバンと叩き怒鳴り声をあげる検察官の人たち。小五郎おじさんがなかなか口をわろうとしないので、イライラも募っているようだ。
大変だなぁ〜とか半ば人事のように取調室の様子を眺めていると、隣で立っている目暮警部が首を傾げる。
｢…しかし、なぜ神奈川県警が深山ビルを張り込んでいたんだ？｣
｢…予告状が届いんたんだよ、キッドからな。あそこは深山商事の本社でな。趣味で社長が集めた宝石を最上階に展示しているらしいんだ。まあ、今回は前回と違って何も盗られなかったがな。｣
｢前にも入られたのか？｣
｢ああ。今年の4月4日にでっけーダイヤを盗まれて館内のセキュリティをグレードアップしたらしいから今回の成果に深山氏はホクホクだろうよ。｣
｢(4月4日…？)｣
“4月4日”
この単語が聞こえて、私とコナンは同時に眉を顰める。
＿＿俺の誕生日の4月4日さ。
＿＿これは…領収書か。4月4日、横浜市。
4月4日という単語に、何かあるのか。
この言葉が何かの手がかりになるのは間違いなさそうだ。
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あまね(プロフ) - めさめさすきです！ (12月29日 23時) (
レス) @page23 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
CHARA - 面白いです！更新頑張ってください！ (2020年5月10日 14時) (レス) id: c3eefd4712 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみん - さあ、これからどうなるの、らんやコナン彼女ちゃん事件解決できるか、コナンと彼女次回は楽しみにしてます (2019年12月3日 8時) (レス) id: bf7cef9bae (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - かなさん» ありがとうございます！夢主ちゃんと新一は、絶賛両片思い中ですね。私自身、両片思いって大好きなんですよ笑笑。でも2人がくっつくと蘭が…てことでちょっと切ないですよね。応援ありがとうございます！楽しみにしていてください！ (2019年6月21日 20時) (レス) id: 1c08efcab1 (このIDを非表示/違反報告)
かな - この作品大好きです！いつも更新楽しみにしてます！夢主と新一がどうなるのか、とても楽しみです！頑張ってくださいね！ (2019年6月21日 7時) (レス) id: e7431ce181 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華 | 作成日時：2019年5月19日 11時
