あ”ー、はいはい、どうせ僕がどうしたってカモですよ！もう！【文豪ストレイドッグス】

書類が三十六枚 ページ38

奏鈴side


奏鈴「ん...？」


武装探偵社に着いた時、


何か声がした。



「おい！静かにしろ！貴様ら！」


何かあったのだろうか、



この声質からして、



国木田さんか...と思うが、


まだ、誰かわからない。


まぁ、開けるか、と



扉を開けたその時だった。



パーンッ！！！！



「「「お誕生日おめでとう/ございます！」」」



奏鈴「...」


吃驚して固まった。


敦「あ、あれ...、
反応無しですよ...？」


太宰「あれ...？お気に召してもらえなかった？」


国木田「何故だ...？
...待て！奏鈴が息をしていない！」


奏鈴「んなわけ」


息をしていないわけがない。


太宰「よかった...、
死んでなかった...」


奏鈴「死ぬわけあるか」


敦「あの...、
気に入って...もらえましたか...？」


奏鈴「そんなのっ...







当たり前じゃんかよ！！！」



太宰「よかった...、
私達、頑張って準備した甲斐があったね...」



奏鈴「...でも、
なんで、僕の誕生日を？」


敦「えっと...それは...」



ふと、気になり聞いてみた。



敦「それは、
相野さんが...」


相野かよ、と呟く


相野「主催は私です！」


【テテーン】と効果音がなりそうな登場の仕方をしてきた。



...くっっっっそ嫌なのだが、と心の中で毒吐く。



...でも、



誕生日を祝ってもらったのは嬉しかった、



...心の底からの喜びは、何時振りだろうか、



心の底からの感謝が浮かんできたのは、何時振りだろうか、



...思い切り息を吸い込み、



叫ぶ。




奏鈴「...っ、
ありがとうっ！！！！！！！」


目一杯の笑顔で、



言ったよ。

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