第7話 ページ7
あなた｢あ…あの…｣
シルク｢悪い…いきなりキスして…｣
キスをした後は気まずかった。車の音 道行く人の声。
シルク｢でも俺 本気だから。お前が泣いてたあの時から守りてぇって素直に思った。｣
シルクさんは真剣な目で私を見つめてきた。
その反対に私は戸惑いを隠せない。
あなた｢で、でも…私は…｣
また振られるんじゃないか。という不安が押し寄せた。
あなた｢少し時間をください…｣
と、不安な声で私はシルクさんに伝えた。
シルク｢わかった。けど、俺が好きっていう意味はこういう意味だから｣
と、シルクさんは私の手を不意に引いた。
そしてシルクさんは私を抱き寄せた。
シルクさんの体は 固くて男の人なんだと思った。
あなた｢しっ…シルクさん…///｣
私は暗い夜道でも分かるほどかおをまっかにさせな。戸惑いを隠せない。
と、シルクさんは私から離れて耳元で
シルク｢そんな顔してるとハグだけじゃ抑えられねぇぞ？｣
と、囁いた。
あなた｢なっ…/// からかうのやめてください！｣
シルク｢からかってねぇよ。全部ほんとだっつーの！ほら 帰るぞ？｣
と、シルクさんは何事も無かったかのように
歩き始めた。
私の心臓はシルクさんに聞こえるんじゃないってほどにドキドキしている。
これは恋じゃない。恋じゃない。
自分に言い聞かせる。
今度こそ恋をして裏切られて私はは潰れてしまいそうになる。
あなた｢シルクさん…私は…シルクさんとお付き合いできません…｣
シルク｢裏切られるって思ってるか？｣
シルクさんは私の心を読んだかのように答えた。
シルク｢俺は嘘は言わない。俺を信じろ｣
確かにさっきのみんなといた時みんな仲が良くて 信頼しているようだった。
あなた｢でもそれでも私は付き合えません。すいません｣
と、シルクさんを追い抜き 走り出した。
後ろからはシルクさんの声が聞こえた。
聞こえないふりをして一目散に走り出した。
あなた｢…どうしよ…/// 早くおさまれ私の心臓…｣
と、シルクさんの言葉が脳内で繰り返す脳内。
やっとの思いで家にたどり着くと私は衝撃を受けた。
ドアの前には父の姿があった。
父の顔を見ると幼いときのトラウマが蘇る。初めてを奪ったのは父。
恐怖で震えてしまう私に気づく父。
父｢あれ…お前帰ってきたなら一言かけてくればいいだろ？ 俺なお母さんと別れた…だから一緒に暮らさないか？お父さんが可愛がってあげる｣
私の肩に手を置こうとした父の手を
シルク｢触るな｣
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作者名：子結 | 作成日時：2017年5月21日 1時
