224話 記憶 ページ10
ガキィンッ
ドドドッ バキィッ！！
神威「あはっ…楽しいね」
『私さっ…昔、戦闘狂って言われてたっ…。
マジでそうなのかもな…っ！』
白雪「…負けたら、死にます…。なのに、なんでしょう、これ…っ。すごく、楽しい…！」
神威「そうだよ。もっと、もっと…！！
ほら、楽しまなきゃソンだよ！！ズギャアッ」
おかしい…。
わかる、わかるんだ。
次はどうすればいい、次はこうくるって…！
この、高揚感は…刹鬼族の、血筋なのかな…っ？
神威「！ちょっとストップ」
『ﾋﾟﾀｯ)…はっ…はぁ……やぁっべ…マジで戦闘狂になるとこだったわ…』
白雪「はぁ…神威さん…？あなた、どこを見て…」
『っ…う、そ……？』
神威の目線の先には、
仁王立ちしている鳳仙と、
血まみれになって動かない、私の仲間。
『ぎ、とき……？』
白雪「銀時さん…！！
っ…Aさん、しっかりしてください！！」
『なんで、立たないの…？ ねぇ、なんで寝てるの…？ 銀時、早く立たないと…ほら、早く…』
白雪(っ、精神が…揺らいでいる…。このままだと、いずれ崩壊してしまう！！)
例えるのなら、ゆっくり、ゆっくりと海底に沈んでいく…そんな感じだ。
…怒りと、悲しみで、頭がどうにかなりそうだ。
『…ふ、は……っ…くっ…あははははっ…！！！』
白雪「Aさんっ…！」
神威「…ふーん…」
銀時をあんな目にあわせたのは誰？
銀時を殴ったのは誰？
銀時を殺したのは誰？
…あの男、鳳仙だ…！！
『あはっ…殺…しテ、やる…。
みンな、ぶっ殺シてやル…！！』
白雪「駄目だ…Aさんっ！！」
『フフフッ…ネェ、私はダれ？ ナンで戦ッてるノ？ アハハハッ！！！』
白雪「…ごめんなさいっ！！」
ガッ!!
『っ……く、…ん……あ、れ……？』
白雪「Aさん！！」
『…が、はっ…ぎん、とき……』
・
・
・
…ここ、は……。
いつもの、夢の……。
『やあ。大丈夫かい？』
クロ…！！
私…さっき、変だった…。
銀時を見てから、自分が自分じゃなくなってるような感じがして…。
クロ『…それは戦闘民族、刹鬼族の血筋だよ。覚醒すると、かなり強くなる。そのかわり、自分が自分じゃなくなるようなんだ』
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葉桜(プロフ) - 桜月さん» コメントありがとうございます！今日か明日には更新できると思うので、それまでお待ちください(_ _)m (2017年5月31日 6時) (
レス) id: 15aa2de1b2 (このIDを非表示/違反報告)
桜月(プロフ) - 続きが気になります！続き書いて下さい！ (2017年5月30日 17時) (レス) id: 1574d4bc36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葉桜 | 作成日時：2017年5月24日 18時
