安心できる場所 ページ49
ハーマイオニー「この写真や本はスネイプ先生にいただいたの？」
『本は貰ったんじゃなくて、返してもらったの。元々はお母様のものだった』
私が持っていた本や写真を眺めながらハーマイオニーは言った
『はい、ラパンも食べな？』
ラパンの口元に生の野菜を近づけると軽く両手を添えながらもぐもぐと食べていた
ハリー「その子、飼うの？」
『違うよ。飼うんじゃない。ラパンは友達だよ』
ハーマイオニー「あなたらしいわね」
ロン「動物が友だち…？スネイプのことをいい先生とか言ったり…Aってその…少しおか──」
『私はおかしくない！動物は友だちってお母様がそう言っていたんだ…！おかしいのはロンの方だ…！』
叫んでしまった
皆が一斉に私たちの方を見た
ラパンはハーマイオニーのローブの中に隠れてしまった
『その…ごめんなさい』
ロン「A！」
ロンの言葉を無視して大広間を走って出た
どこに行こう
暗いから外にはもう出られない
そうなるといつもの場所か
・
・
・
『天文台、久しぶりに来た』
辛いことや悲しいことがあったらいつもここに来ていた
ただでさえ、注目されることが怖いのに自分で注目させるとか最悪だ
一番最悪なことは友達に対して叫んだこと
『…あとで謝らないとだな』
スネイプ先生から受け取った本や写真も置いてきてしまった
「そう思えることはいいことだよ、A」
『？！ルーピン先生…びっくりさせないでよ』
ここに上がってくる足音なんて聞こえなかった
それだけ私が取り乱していたということか
リーマス「すまない。おどろかせるつもりはなかったんだ。大広間で君の大きな声が聞こえたと思ったら走って出ていってしまったのが見えてね」
困ったよう笑ったルーピン先生は私の隣に腰をおろした
リーマス「なにがあった？」
『ロンに“動物が友だちとかスネイプ先生がいい先生って言うのはおかしい”って言われて…』
私はロンに言われたこと、私が言ってしまったことを全て先生に話した
やっぱり、不思議とルーピン先生には全て話すことが出来た
リーマス「なるほどね…A、私の部屋においで。そこでゆっくりと話そう｣
『うん…わかった』
先生が立ち、それに続いて私も立った
先生が私の手に触れて握ってくれた
先生の手はとても大きくて温かかった
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黒瀬(プロフ) - うみさん» うみさん、ありがとうございます！ (2019年1月27日 1時) (
レス) id: 37ad6f9360 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬(プロフ) - おもちさん» おもちさん、ただいまです！悪戯仕掛け人のしていたことを知ったハリーの反応は可哀想なものでもあり、本当のことを知れたいい機会だと思いました笑 グリフィンドールはいい子の集まりではなくて勇気のある子達の集まりなのでそういう面では当てはまるかもですね笑 (2019年1月27日 1時) (レス) id: 37ad6f9360 (このIDを非表示/違反報告)
うみ - 続編も楽しみにしてます！ (2019年1月26日 13時) (レス) id: c796a9d876 (このIDを非表示/違反報告)
おもち - 黒瀬さん、お帰りなさい！楽しかったですか(*´･ω･｀)？ ハリー、君の父親がしたことを思うと当然だよ笑思わずマジレスするほどジェームズの株の下がり方は半端ないし、グリフィンドール=いい子やないと思いました笑 (2019年1月25日 16時) (レス) id: fe5fdb52c2 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬(プロフ) - おもちさん» おもちさんありがとうございますー！｢もしやインフルではなく普通の風邪なんじゃ...？｣って思うくらい元気な1週間でした笑 完璧なルーピン先生も素敵だけど、少し抜けたところのあるルーピン先生も素敵だと思うんです！ (2019年1月18日 20時) (レス) id: 37ad6f9360 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒瀬 x他1人 | 作成日時：2019年1月1日 22時
