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...
沖田「…よし、目開けていいぞ」
沖田さんの優しい声が聞こえてやっと目を開ける。
胸まであった髪の毛は短くなっていて
ちょうど、肩の上らへん。
なんか、…私じゃないみたい。
「あの、ありがとうございました、」
沖田「こちらこそ、めっちゃ楽しかったですぜィ」
「…お会計、お願いします」
私の言葉を聞くと少し驚いたように笑った。
沖田「これはねィ俺のわがまま、気にしないでくだせェ」
「でも…、」
私が反抗しようとするとムッと口を尖がらせた。
確かに沖田さんのお願いは聞いたけど
私はこれで満足だから払わなきゃいけない。
お互い譲らずにいると、「わかった」と沖田さんが手を叩いた。
沖田 「彼氏のことは忘れる!って、約束でィ。
それが今日のお代です」
しぶしぶ頷くと私の頭を撫でながら「いい子」と呟いた。
「ほんとに、ありがとうございます」
沖田「いいんでさァ
よし、送りまさァ」
「それは!本当に、悪いです」
沖田「女の子を1人で帰せません、もう真っ暗でさァ」
ドアノブに手をかける沖田さんはかっこよくて
恥ずかしくなって下を向いた。
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お砂糖(プロフ) - はじめまして、コメント失礼致します。このお話好きですっっっ!!!!失礼致しました。 (2021年2月18日 20時) (レス) id: 650d502778 (このIDを非表示/違反報告)
ミウラ(プロフ) - めっちゃ好きです応援してます (2021年1月29日 21時) (レス) id: ab0043eae3 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - 面白いです。続き楽しみにしてます! (2021年1月24日 12時) (レス) id: 1b71284f67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:halca | 作成日時:2021年1月24日 11時