006 ページ6
...
自分で言っておいて胸が締め付けられる。
受け入れたくない、現実。
沖田 「なんか言いやした?」
「いえ、…なにも、」
今度は沖田さんに嘘ついたことが胸を締め付けられる。
沖田「Aちゃん、目つぶってくれる?
絶対開けたらダメだからねィ」
沖田さんの言葉に素直に頷いて
「こっち」と優しく手を引かれるのに身をまかせる。
沖田 「流すねィ」
沖田さんの手が私の頭に触れる。
ドキドキ、ドキドキ、
シャワーが流れる音と同時に胸が鳴る。
沖田さんに聞かれてないかな。
沖田 「俺とザキ、どっちがいい?」
沖田さんって言いたいけど、
恥ずかしくて言えなくて山崎さん、と答えた。
そしたら急に視界が明るくなって
おでこにデコピンをされた。
「…いて、」
沖田 「そこは嘘でも俺って言ってくだせェよ」
顔に熱がこもる。
「…ほんとは、沖田さん、です」
沖田さんは嬉しそうに笑って頷いてくれた。
97人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
お砂糖(プロフ) - はじめまして、コメント失礼致します。このお話好きですっっっ!!!!失礼致しました。 (2021年2月18日 20時) (レス) id: 650d502778 (このIDを非表示/違反報告)
ミウラ(プロフ) - めっちゃ好きです応援してます (2021年1月29日 21時) (レス) id: ab0043eae3 (このIDを非表示/違反報告)
いちご - 面白いです。続き楽しみにしてます! (2021年1月24日 12時) (レス) id: 1b71284f67 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:halca | 作成日時:2021年1月24日 11時