検索窓
今日:5 hit、昨日:1 hit、合計:321 hit

付喪神からのSOS ページ2



Aside


ただのしがない下っ端役人だった

上司に言われた通りの雑務をこなし、時には仕事のミスを押し付けられたり、私の成果を奪われた

『クソッ、結局政府なんてクソだ……!』

そばにある栄養剤を雑に口に放り込み、嗚呼今日も家に帰れなかった…なんて考える

『HAHAw!!“今日“じゃなくて、“昨日“だったか!!!』
※現在深夜1時

透「大丈夫か?また何か押し付けられたか?」

コイツは(とおる)、私の同期で無駄…ではないがイケメン。
分家ではあるが縁家の親戚…まぁ私の護衛としてこっそりそばにいる。

『はぁー⋯、前に任されたプロジェクトの提案書…2日徹夜したのに奪われちゃって

頑張ったのに激務は続くし…』

透「お前もつくづく可哀想だよな」

『うるさい』

___ズキッ

と急に頭が痛くなる

『また警告か』

頭が痛くなるのは誰かが現世へ無理やり出ようとしている証拠

『全く誰だこんな時間に…1時だぞ??
ったく、ちゃんとこんのすけを通せよな』

目を瞑り神経を研ぎ澄まし、何処で誰が現世への道をこじ開けようとしているのかを確認する

『本丸No.XXXX…乱藤四郎』

随分と離れた場所にある本丸だな
離れた場所に本丸を置く審神者は少ない
理由は様々だが、1番は妖術が使えるとは言ってもこんのすけに政府と連絡を取らせる時近い方が楽だから

もし…わざとこういう場所に本丸を置いているとしたら、それって__

『何か隠したい事があったり…?』

透「何が?」

『こんな時間に刀剣男士が無理矢理現世と繋がろうとする…ルール違反で処罰されるかもなのに?

それほどの理由か、余程の馬鹿か…
もしくは____…


監査に来て気づいて欲しいことがあるとか?』

透「成程、直ぐに監査の手配をしよう」

こういう時、私の考えを理解してくれるヤツがいるのは助かる

『クソ上司じゃなくて上層部頼んでね
“能力“を使わないといけないかもしれないから縁家として私と透の2人で行こう』

透「げっ…仕事増えるじゃねぇか」

『ごめんごめん!今度ご飯奢るよ』

♢

ドキドキ☆監査ターイムッ☆☆→←設定



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (1 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
7人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:シノン | 作成日時:2024年3月23日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。