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13話 ページ14
私は薬研の手を握る。
あの時とは違ってその目には恐怖の念も感じられないし、震えも感じられない。
私はそっと霊力を流し薬研の元の姿を思い浮かべる。知らないはずなのに、まるでやった事があるかのように自然と体が動く。
『できた…よね?』
薬「あぁ。ありがとな、大将。」
そう言って笑ってくれた。何気に薬研の笑顔は初めて見たかもしれない。
その笑顔は見たこともないくらい輝いて見えた。
薬「それじゃあ、おやすみ。大将。」
『うん。おやすみ、薬研。』
今日は色々あって疲れたからだろうか。
布団の中に入った途端睡魔に襲われた。
私の背後に忍び寄る、影の存在になんて気づきもせず─────⋯。
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作者名:シノン | 作成日時:2024年1月22日 12時