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バタバタバタッ
教室に走って入ると、皆がびっくりしてこっちを見た。
自分でも分からないけど、苦しくて、泣きそうで、辛かった。
柚那「Aそんな走って、どうしたの笑 」
笑いながら私の顔を見て、柚那は顔色を変えた。
柚「…話聞くよ。」
2人でお弁当を持って、屋上に出た。
柚「んで、どうしたの?」
柚那に尋ねられた瞬間、せきを切ったように涙がこぼれて、止まらなくなった。
泣きながらさっきの出来事と自分の心を話したら、柚那がニヤニヤ笑いだした。
『なんでわらってんの!』
柚「やーーーっと自覚したのか!笑」
『は?』
意味不明な言葉に思わず真顔になる。
柚「いや怖いわ、は?はやめよ。
私からは〜言えないけど〜!
1回昂秀くんと話してみなよ。
逃げちゃダメだよ?」
柚那の真剣なアドバイスに、素直にうなずいた。
柚「よしっ、ほら涙ふいて!ご飯食べよ!」
柚那がティッシュで顔をふいて、よしよしって子ども扱いしてくるから、思い切り笑っちゃって、元気になれた。
良い親友持ったな〜って。
放課後。
クラスメイト「A〜!後輩が来てるよ!」
『え?わかった!ありがとう!』
昂秀かな…?
まだ会いたくないな…って思いながらも、柚那に言い聞かせられたので、逃げないって決めた。
昂「A先輩…。一緒に帰れますか?」
『…うん。』
2人で無言のまま玄関を出て、帰り道を歩いた。
何て言えば良いんだろう。
あの場面見ちゃって苦しいです。とでも言えば良いの?
自分でも意味不明なのに昂秀こそ意味不明だよね。
こいつどうしたんだって思われちゃう。
頭の中でぐるぐる考えてたら、昂秀が口を開いた。
昂「昼休み…。先輩、あの、あれ見ましたよね?」
『あ、うん…告白でもされたの?』
昂「あ、はい、そうです…『そっか、おめでと』
昂秀が何か言おうとしたけど、続きを聞きたくなくて、遮ってしまった。
昂「…それ本気で言ってますか?」
冷たい口調にびっくりする。
昂「先輩、俺のこと何だと思ってるんですか?」
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藤ちぇる(プロフ) - GuRinさん» 返信遅くなりました、すみません!リクエストありがとうございます!移行次第挑戦してみますので、お楽しみに! (2020年2月28日 16時) (レス) id: e2a65ded55 (このIDを非表示/違反報告)
GuRin(プロフ) - こんばんは!砂田くんの嫉妬するお話みたいです…いつも更新楽しみにしてますっ (2020年2月22日 2時) (レス) id: fe7c458fbf (このIDを非表示/違反報告)
BBZ-rarayupi(プロフ) - めちゃくちゃおひさですいません!(´・c_・`) ねえちゃん呼び。最高すぎます!!! 続きがめちゃくちゃ気になります..!! (2019年12月28日 23時) (レス) id: 44d872b8cc (このIDを非表示/違反報告)
ぐーりん(プロフ) - 初めまして^_^いつも更新楽しみに見させて頂いてます!バリボのお話、とっっっても素敵でした〜…(≧∀≦)バリボのお話の更新、楽しみに待ってます! (2019年10月2日 9時) (レス) id: 28842cd990 (このIDを非表示/違反報告)
BBZ-rarayupi(プロフ) - 藤ちぇるさん» はい! めちゃめちゃ楽しみに待ってます(笑) (2019年9月29日 20時) (レス) id: 64005cd1ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:藤ちぇる | 作成日時:2017年8月16日 1時