心がポカーンと。 ページ7
「あのっ、タクシーっファイターズの寮までっ…お願いし…ます」
運転手「お嬢さん大丈夫かい?」
「はいっ…」
運転手「わかりました」
涙が止まらない
こんなに泣いたのはいつぶりだろう
心にぽっかりと穴が開いた感じ
悲しい、嫌だったし…
強引にキスなんて…
お兄ちゃんが嫌いなわけじゃない
でも、でも…
「初めてだったのに…」
それから覚えてない
いつの間にか翔平の部屋にいた
目を開けると…
大谷「ちいちゃんどうしたの?!」
松本「何かあったの?」
中島「何か飲む?」
西川「ちい、大丈夫か?」
「私…聖徳太子じゃない…同時に言わないで…」
「「「「ごめん」」」」
「卓さんと遥輝さんはどうしてここに?お家は?」
中島「翔平からラインきた」
西川「オレも」
大谷「何でちいちゃんこそ家に帰らなかったの?」
「1人でいたくなかった…」
「卓さん、飲み物もらっていい?」
中島「いいよ、どうぞ」
「ありがとう」
西川「顔も拭いたほうがええで。すっきりするから」
「ありがとう」
松本「じゃあ、今日はずっとここにいませんか?明日試合ないし。移動も夕方からだから」
「いいの?」
西川「オレだってずっとここにいる気だったし。ほら、荷物持ってきた!」
中島「オレも」
大谷「ちいちゃん、今は何でこうなったか聞かないけどいつかは教えてね。落ち着いてからでいいから」
「わかった。ありがとう」
松本「ちいちゃん!じゃがりこ買ってきたよ!!」
「ありがとう!」
大谷「はい、クレープ。僕がご褒美に食べようと思ったけど。」
「翔平いいの?」
大谷「いいからあげてるんでしょ(笑)」
「そっか!」
そして、日付が変わりそうな頃…
「さっきあったことなんだけど…」
大谷「うん」
「ここ来る前までお兄ちゃんと飲んでたの」
西川「神宮寺皐月?」
「そう、そしたら、帰りに…」
「キ、キスされ…たの」
「「「「えっ?!」」」」
「何か私のこと好きとかも言ってた」
西川「禁断の恋だね」
中島「遥輝!」
「キス初めてだったし…お兄ちゃんの顔も怖かったし、もうどうすればいいかわからなくなって…」
中島「やっぱり、今日はもう寝よう。思い出さなくていい。ゆっくり休んだほうがいい」
松本「じゃあ、僕戻ります」
西川「じゃあ、オレも」
中島「翔平、頼んだよ」
大谷「はい」
西川「ここは幼なじみ同士のほうがええしね」
(ガチャ)
大谷「ちいちゃん、寝るか」
「うん、翔平ありがとう」
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作者名:水月 なつき | 作成日時:2017年8月15日 20時