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現実ではないみたい ページ16

「白井さーん!」


今日は札幌ドーム最終戦

色々式とかあるからみんな来てる

他の人たちは久しぶりに会うみんなと交流中

でも、私は…


「うっ…何でなのっ…」

中島「ちいちゃん久しぶりだね。大丈夫?」

「卓さんっ」

白井「まだ試合始まってないし、札幌ドームで最後だけだから。」

「だって、今日新聞で初めて聞いた!私なんて滅多に新聞読まないのに…」

西川「この前言ってた」

「嘘!聞いてない!」

白井「あ。多分ちいちゃんいなかったかな…」

「何で!そのときに!」

白井「いや、それはね…」

『『感情すぐ出すからだろ』』

中島「だよな?遥輝?」

西川「そうじゃないっすか?」

「もう!何なのよ!2人はカップルか!!」

大谷「ちいちゃーん!実は僕先発なんだ。」

「何で今このタイミング?!」

大谷「ちいちゃんそこにいたから」

「まあ怪我しないで頑張ってください」

大谷「もっと他ないの?言葉」

中田「顔ヤバっ」

「中田さん変なこと言わないでくださいよー!」

石井一「何で泣いてるの?」

「白井さんが…」

「現実ではないみたいだよ!」

中島「いや、現実だろ」


それから何時間後…


「翔平は高校球児かー!」

田中賢「ちいちゃん、もう少し声量下げてね?」

「すみません」

松本「驚くのもわかるよ」

近藤「オレもびっくりした」

上沢「翔平はすごいよな」

「声出しすぎて喉痛くなったわ」

杉谷「そういう時には!はい!飴でーす!」

「ありがとう!たまには役に立つね!」

杉谷「たまに…ですか。(ショボーン)」

「翔平がピッチャーだと安心して見れるわ」


((キャー))

((漫画みたい))

((今日ので最後かな))


試合はもちろん…勝った。


「翔平は漫画の主人公だね」

大谷「んー、そういうのよくわかんないね」

「あ、でも無理だね」

大谷「何で?」

「恋とかしてないじゃん」

大谷「しないと主人公じゃないの?」

「だいたい漫画って恋愛要素がつきものじゃん?」

大谷「まあ、ちいちゃんは少女漫画だからね。読むの」

「あ、そっか」

大谷「でも、確かに野球だけより、恋愛要素入ってたほうが面白いかもね。」

「まあ、どっちみち現実ではないみたいだよ!」

中島「いや、現実だろ」

『『卓さん!いつからいた?!』』

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作者名:水月 なつき | 作成日時:2017年8月15日 20時

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