135 ページ37
樹｢北人さん？北人さんがどうしたんだよ｣
ニヤニヤしながら、弱み握ったぜみたいな顔して私を見てくる
｢あ〜もう···！
なんでそうやってすぐバレるかなぁ｣
樹｢Aは隙がありすぎんだよ、何があったの？｣
そうやって語尾を優しい声で言ってくるからいっちゃんには私は弱い
今日北人くんを見たことを話したら
樹｢はぁ、なんですぐ北人さんはAを誤解させるようなことするかな｣
｢え、誤解？｣
樹｢いや、なんでもない
けどそれ絶対誤解だと思うから｣
｢じゃあなんであんなとこ···！｣
樹｢俺からは何も言えないけど、まぁそれは忘れろ
てか、24日空いてる？｣
｢あ！話逸らした！最悪···｣
樹｢うん、最悪でもなんでもいいよ
それより24空いてんの？｣
これは何言っても受け流されるだけだ
もういいや
｢···24は確か日勤だった気がするけど｣
樹｢日勤かぁ、じゃあ夜は空いてるってこと？｣
｢うん、そうだけど、何かあるの？｣
樹｢ある。
だから絶対予定入れんなよ、行きたいとこあるから｣
｢なんでいっちゃんに付き合わないといけないの｣
樹｢どうせ過ごす相手もいないだろ｣
｢そんな···！いっちゃんだっていないでしょ｣
樹｢いないけど、なにか？｣
｢いやそんな見栄張って言うことじゃないと思うんだけど｣
樹｢まあいいから空けとけよ、じゃ帰るわ｣
そうやって颯爽と私の家を出てった
もうなんなのいっちゃん、
昔から思ってたけどいっちゃん何であんなモテるのに彼女できないんだろ···
あ、性格か、あんな性格だから、性格知っちゃってみんなどっか行っちゃうのか
そりゃしょうがないね
しょうがないから独り身同士、一緒に過ごすかぁ
可哀想だし
いっそのこといっちゃんのこと好きになれたらいいのになぁ
そしたら、何でも言えるし気を使わない
そんなこと考えても無駄か、
そう簡単にこの片思いから逃れることはできないんだから
.
.
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 160人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
flowers(プロフ) - ましゅさん» うわぁありがとうございます！ちょっと認められ方は予想とは違ったかな？と思います(笑)けど、最後まで更新頑張ります(^^) (2019年10月27日 22時) (
レス) id: a66ef0650c (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ - いつも更新楽しみにしてます！！ついに北人君…！主人公ちゃんのお父さんに認められることを祈ってます！がんばれーー！ (2019年10月26日 23時) (レス) id: ad7747e186 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：milk tea | 作成日時：2019年10月10日 8時
