112 - Itsuki - ページ13
怪我をした次の日。
医者から昼に退院の許可が出た
北人さんに謝ろうと思って、北人さんの病院を訪れる
「北人さん、昨日は本当にすみませんでした。
ついカッとなって飛びかかって、」
深く頭を下げ、謝った
北「もういいよ、樹、顔上げて
お前の気持ちは分かったから」
俺の気持ち、それにはいろんな意味が込められてる
俺の謝罪の気持ちと、
俺の幼なじみ、Aへの気持ち
「昨日、Aには会えました?」
北「え、会ってないけど、うちの両親が来ただけだけど…」
「あ、そうだったんですか」
くそ、あいつ行かなかったのかよ
年上のくせに世話が焼ける
よく見ると北人さんの手と足にはぐるぐる巻きにされた包帯が
「あの、手と足も怪我されたんですか」
北「あぁ…笑
情けないよな、ちょっと階段から落ちたくらいで」
「いや情けないことないですよ、北人さん俺をかばってできるだけ自分が犠牲になるように俺を守りましたよね、情けないのは俺の方です、本当にすみませんでした」
北「樹…、」
「俺、Aのことまだ好きですけど、北人さんのAへの気持ちには勝てませんよ、Aのこと幸せにできるのは北人さんしかいません」
北「…、」
「だから北人さんAをちゃんと繋ぎとめてください、」
北「わ、分かった。」
「あ、あの、こんな話の流れからしてこの質問はおかしいし絶対ないと思いますけど、彼女なんていませんよね?」
北「いないよ笑
ずっとAのこと好きだし」
「ですよね、良かった
じゃあA北人さんが彼女いるって勘違いしてるみたいなんで、Aに会ったらちゃんと誤解解いてあげてください」
北「え?なんでそんな勘違い…、」
「だいぶ前に北人さんが仲良さそうに女の人と家に入ってったの見たみたいで、、」
北「ええ、………、あ!それもしかして母さんかも」
「母さん?」
北「うん、俺の母さんたまに家に来るんだよ、」
「そうだったんですか、やっぱり馬鹿ですねAは」
北「ありがとう、樹、誤解解いとく」
「はい、そうしてください
そう言えばいつ復帰できるんですか?この怪我…」
北「あ〜なんか、何日か経ってリハビリ病棟に行って、何週間かリハビリらしい、だから2ヶ月後とか?」
「リハビリ病棟、ですか」
北「ん?」
「あ、いやなんでもないです、リハビリ頑張ってください」
これは何か起こりそうな予感
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flowers(プロフ) - ましゅさん» うわぁありがとうございます!ちょっと認められ方は予想とは違ったかな?と思います(笑)けど、最後まで更新頑張ります(^^) (2019年10月27日 22時) (レス) id: a66ef0650c (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ - いつも更新楽しみにしてます!!ついに北人君…!主人公ちゃんのお父さんに認められることを祈ってます!がんばれーー! (2019年10月26日 23時) (レス) id: ad7747e186 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:milk tea | 作成日時:2019年10月10日 8時