8 - Shogo - ページ8
授業終わって帰ろうと思った時、ふと目に入った
｢あ、｣
学食で携帯いじりながら座ってるAを見つけた、
2人きりのチャンスだ、行くしかない
.
｢A！｣
あ｢あ、翔吾くん、おつかれ！
翔吾くんも空きコマなの？てか帰らないの？｣
｢帰ってほしいのかよ(笑)
帰ろうと思ってた時にAが目に入ったからちょっと来てみただけ。そんなに帰ってほしいならもう帰るよ｣
あ｢いや別にそういうわけじゃなくて！
帰んなくていいよ！ちょっと暇つぶししよ？｣
と、上目遣いで聞いてくる。こういうとこがずるいんだよなAは、
俺こんなにAのこと好きだったのか、
だったらもっと早く自分のきもちに気づいて告白すればよかった
｢暇つぶし？｣
と、Aの横に座る
あ｢そう！未奈が授業終わるまでの暇つぶし｣
｢なんで待ってんの？先帰ればいいじゃん｣
あ｢今日はこれから行くとこあるの！｣
｢どこに？？｣
あ｢えっ、、それは教えれないけど、｣
なんか顔が赤くなった。なんだ？
｢秘密か、俺ら何年も一緒にいるのに秘密か〜
翔吾くんは悲しいです｣
と、泣いたふりをして自分の好きな人をいじめてみる
あ｢もうやめてよ〜
ていうか、うちら何年一緒にいるんだろう
1.2.3.....12？12年も一緒にいるんだね〜すごい｣
あ、話を逸らされた。
ま、でも今はこうやって2人で話せるだけで幸せだし。何より距離を詰めるチャンスだ。
｢すごいよな〜12年も一緒って
てか12年一緒にいるのに、なんで俺のことまだ君付けなんだよ、未奈は俺のこと呼び捨てだよ？｣
あ｢だって、なんか今さら変えるの恥ずかしいし、私男の子のこと呼び捨てで呼んだことないし｣
｢じゃあちょうどいいじゃん、俺のこと呼び捨てで呼んでよ、男子初の呼び捨て俺にしてよ｣
あ｢え〜恥ずかしい｣
｢なんで、ちょっと呼んでみて｣
あ｢ん〜、
しょ、しょう、ご？｣
｢よ、呼べるじゃん！これから俺のこと呼び捨てな！じゃ、また明日！未奈と楽しめよ〜｣
あ｢え、急に！ばいばい〜｣
また、上目遣いしてきたから、ちょっともうこれ以上俺の心臓が持たないから帰ろうと思って帰った
これから翔吾って呼び捨てにされるたび俺の心臓止まるんじゃないかな
ほんとずるいんだよな、Aは
でもAの男子初の呼び捨ては俺だから嬉しい。
ちょっとは距離詰めれたかな
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作者名：milk tea | 作成日時：2019年7月31日 0時
