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今日はレポート提出の締切日だったのにすっかり忘れてしまって遅くまで残っていた
時計を見ると20時になっていた
夜道はとても暗く怖かった
こんな時隣に北人くんがいてくれたらな〜
と思っていたら トントンと肩を叩かれた
ビクンｯ
こんな時間に誰だと思い恐る恐る振り向くと
翔｢よっ！｣
と言って笑う翔吾だった
｢はぁ〜なんだ〜翔吾かぁ、びっくりした｣
翔｢なんだってなんだよ、俺じゃ悪かったかよ｣
｢違うよ、怖い人かと思ったの〜
びっくりさせないでよ〜もう｣
バシッと翔吾の肩をたたく
翔｢いって！Aを襲うやつなんていないよ｣
｢あ！そんなこと言っていいのかな〜｣
翔｢ほんとのことだろ〜
ま、そんなに怖いなら送っていってあげてもいいけど｣
｢なによ、もっと素直に言いなさいよ
送っていくって｣
翔｢はいはい、分かりましたA様｣
なんか前みたいに元通りになった気がする
｢ふふふ｣
翔｢なーに笑ってんだよ｣
｢いや、いつも通りの翔吾だなぁって｣
翔｢ん？俺はいつも、変わんないよ？｣
｢え〜だってこの前なんか不機嫌だったじゃん｣
翔｢え？そうだっけ｣
｢そうだっけ、じゃ ないよ
ま、その原因がコイワズライって分かったけどね｣
翔｢え？｣
｢え？違うの？｣
翔｢や、違くないけど｣
｢誰なのよその子｣
そう私が言ったら翔吾が黙り出した
言いたくないのかなんなのか分からないから翔吾の次の言葉を待っていると、私のマンションに着いた
マンションの前で立ち止まり
翔｢Aはまだ知らなくていいの｣
そう言い私の頭をポンポンとした
｢も、もう髪の毛ぐしゃぐしゃになっちゃうから//｣
突然の事でびっくりして、やられたこともなかったから照れてしまった
それを北人くんに見られてるとも知らずに
｢じゃあね送ってくれてありがとう
気をつけて帰ってね｣
翔｢おう、じゃあな｣
翔吾の姿が見えなくなるまで翔吾の背中を見送った
ふと北人くんの部屋を見たら電気がついてた
今日はいるんだ
久しぶりに会いたくなって、急いでエレベーターに乗り、北人くんの家のインターホンを鳴らす
ピンポーン
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作者名：milk tea | 作成日時：2019年7月31日 0時
