運命のヒト【Yoshino Hokuto】 (ページ36)

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今日は事件の調査がひと段落したから、早く帰れた

ちょっと外の空気が吸いたくなってベランダに出てみる

人が2人歩いているのが見えて、見てみると
うちのマンションの前で2人は立ち止まった

あれ、Aちゃん？と幼なじみくん？

目が悪くてよくは見えないからメガネをする

やっぱりAちゃんと幼なじみくんだった

幼なじみくんはAちゃんの頭をポンポンとし、Aちゃんは照れた顔をしている

イライラする

心のどこかで勝手に期待してた
あ～Aちゃんは俺の事が好きなんだろうって

そんな期待してた自分が嫌ですぐ部屋に戻った

ピンポーン

こんな時間に誰だ？

モニターを見ると今1番会いたくない人が映っていた

でもやっぱりこんな俺を待っている愛しい姿を見ると会いたい気持ちの方が増していく

そうやって出ようか出まいか迷っていると

モニターが消え、急いでボタンを押すと

Aちゃんは自分の家に戻っていく

あ～やってしまった

外から電気ついてるのは丸見えだし、いると思ってインターホン押してくれたんだから

いつの間にか自分の足はAちゃんの家の前に着いていた

押そうと思った瞬間Aちゃんの家のドアが開き、思いっきり俺の顔面にゴンッと当たった

｢いった｣

A｢わっ！！ごめん！！！｣

｢大丈夫大丈夫｣

A｢今、もっかい北人くんの家行こうと思って
やっぱいたんだね…｣

｢ごめん、ちょっと手が離せなくてすぐに出れなかった｣

嘘をついてしまった

A｢そうだったんだ、無視されたのかと思っちゃった、｣

罪悪感を感じる、

｢そんなんじゃないんだ、ごめん｣

A｢ううん！
あ、それより顔痛いよねとりあえず中入って！｣

｢あ、うん、お邪魔します｣

A｢氷用意するからソファ座って待ってて！｣

ソファに座ってAちゃんを待つ

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