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結局私達は花火の音を背中に家に帰った
あっちゃんは返事は今じゃなくていいから俺の事意識して、と
どうしたらいいんだろうか
幸い明日からは夏休みだ。
予定がないからあっちゃんとは会わない。
沙耶からはひゅうが君と付き合ったとその日のうちに連絡がきた
とりあえずおめでとうとだけ返して思考を放棄するかのようにベッドに沈んだ。
結局私とあっちゃんはなんの変化もないまま、二学期へと時は流れていくことになる
______
《暇》
《暑い》
《眠い》
《だるい》
《てか課題ほんとだるすぎ》
《ねぇゆたどうしよう》
〈うるさいなお前〉
〈いつからそんなかまちょになったんだよ〉
きっと夏休みが始まった日からです
いつもは沙耶とかあっちゃんにだる絡みするんだけど
あっちゃんは言わずもがな無理だし、
沙耶はひゅうが君と付き合って忙しそうだし
ワニさんは大学の事で忙しそうだし
という事で全てゆたに向いてるわけですよ
《元からだよ》
〈いや〉
〈そんなことなかったね〉
鋭い
《てかゆた今何してんの》
〈バイト〉
《海の家？》
〈違う〉
《じゃ何？》
《てかバイト中にスマホ触ってていいわけ？》
〈だめだね〉
〈てことで電源切っとくわ〉
《それは無理》
《ごめん》
私は基本ゆたに勝てない
〈しょうがない〉
〈駐車場の警備〉
《それ楽しい？》
〈楽しくは無い〉
〈でも基本することないしスマホ触れるから〉
《そかそか》
〈お前は課題やれよ〉
《えー》
母「Aー？買い物行くけど」
『行く！』
私は買い物がなければ、家から1歩も出ないかもしれない。
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作者名：あお | 作成日時：2023年1月25日 17時
