【五ノ型 鮮烈】６:指示を ページ1
敵！？バカだろ！？ヒーローの学校に入り込んで来るなんてアホすぎるぞ！
誰かが敵をバカにしている
しかしそんなことは今兎衣にはどうでも良かった。
だって目の前に探していた菜乃子がいるのだ
探しても探しても見つからなかった菜乃子が
今、目の前に。
この状況真っ先に動かなければならないのは鬼殺隊の柱である兎衣。しかし、真っ先に動いたのは善逸だった。
「兎衣ちゃんっ！！しっかりして！！」
「ッア・・・善逸」
「混乱するのも分かるけど！見て！あれ！」
善逸の指さす方向
そこには菜乃子の後ろにゾロゾロと鬼。
そして最後尾には下弦ノ伍と上弦ノ弐
累と童磨がそこにはあった。
「兎衣ちゃん！早く指示を！！」
「・・・・っ。ごめん。ありがとう」
善逸の言葉にやっと冷静になれた兎衣は特殊能力。個性とは少し違う力でステータスを確認
「善逸！このUSJに散り散りになった鬼の頚を斬りに行って！強さは雑魚ばかりだから多分大丈夫！！華子！あなたは近くの鬼殺隊員、柱を連れてきて！侵入されたのがここだけじゃないかもしれない！！雄英の近くにいる柱でいい！！あと、柱じゃない隊員も何人か！
ちゅん太郎！いる？！」
「ちゅん！！」
「ちゅん太郎は御館様の所まで行ってこの事を報告。そして隠の要請をお願い！！」
「じゃあ！お願いね！！」
その瞬間ちゅん太郎と華子は一気に外へと飛び出そうとする。そして、私は階段の前に立ち準備していたものを学級委員に渡す。
「飯田。これを皆に配って」
「これは・・・？」
「これは藤の花。鬼が最も苦手とする花だよ。これを身につけている限り鬼は襲っては来れない。イレイザーと13号も！！」
今にも飛び出して行きそうなイレイザーを止め藤の花を持たせる。全員に行き渡ったのを見て階段から飛び出す。
「善逸！大変だろうけど何とか持ちこたえて！私も何とかするから！！」
「わかった！！」
私は日輪刀の刀身を抜き上弦と下弦に向き直る。
「覚悟しなさいっ！！」
私の声は届いたのか下弦と上弦はニヤリと笑った。
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作者名：まぃ | 作成日時：2020年7月24日 0時
