【ヒロアカ】無気力系我々幹部【実況者】

敵 ページ34

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『人を殺すことが出来る個性なぁ……』

ぴ「……今更言われても、遅いんすよ」

すでに何万と手を汚してきた俺らに、今更人を救うことが出来るなんて言われてもな。

13号の話が丁度終わった。周りは拍手喝采に溢れていた。

『……ほら、未来は絶対だ』

だが、その喝采もすぐに終わるだろう。

「……お前が、何を知っていると言うんだ。」

『んー……すぐに分かるよ。』

ぴ「うわぁ……悍ましいほどの殺気が……」

突如、それは現れた。

『……ふーん。』

＿＿子供を殺したら来るのかなぁ？＿＿

『……随分と舐めてんじゃん。』

ならいいぜ、乗ってやるよ。

ぴ「俺もちょっと頑張るか！【黒白無常】憑依！」

お返ししてやるよ。争う気はないけどな。

『【歩く死神】……近海さん、パス。』

クラスの奴らが向かう方に走りながら、意識を近海さんに向け目を瞑る。

＿＿ここにいる奴らは守れよ＿＿






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『………』

随分と心配症ですね。A。

まぁその命令がなければ、ぴくとさん以外は殺す可能性があったので丁度良かったのですが……。

『そこまで強くも無さそうですね』

ぴ「……ホントですか？」

今のぴくとさんは白無常ですね。

『………』

少し相手の策に乗ってみましょうか。

ぴ「……近海さん。子供達が居るので手を汚すのは程々に……おねがいしますよ？」

『……分かってますよ』

目の前に、黒い霧が迫ってくる。

ぴ「【諸行無常】」

『………ふふ』

一体この霧の先には何があるんでしょうね。

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