冬が大好き、雪女 2

佐久間→柴野 ページ23

佐久間side




編｢柴野さんのことはどう思われてますか？｣




『俺の話すことをなんでも聞いてくれる嫁ですかねー』




編｢wwでは、柴野さんての出会いはいつ頃ですか？｣




『ちょうど10年ぐらい前だと思います』




＿＿＿＿＿




俺らが出会ったのは10年ぐらい前




少クラの収録のときだった




俺は多分誰かのバックに着いていたんだと思う




出てない時は袖から出演者のパフォーマンスを見ていた




慎太郎が披露し終わったあとにAがパフォーマンスをするという順番




Aはそれまで少クラに出たことがなかったらしい




河合くんが




河｢続いてはですね、僕の大好きな後輩なんですけど、少クラに出るのが初めてですっごい緊張してるらしいんですw｣




河｢1回こっち来てもらおっか｣




河｢柴野ー、おいで｣




河合くんの声を合図に小さくて可愛らしいAが出てくる




観｢きゃー！！！！！｣




出てくるだけで観客はこんな反応




河｢初めてだし、自己紹介しよっか｣




柴｢はじめまして。柴野A、11歳です。よろしくお願いします｣




河｢相変わらず丁寧な自己紹介ありがとうw｣




河｢緊張してる？｣




柴｢すごい緊張してますw初めての少クラなので余計ですw｣




河｢そっかそっかw今日は何を歌ってくれるの？｣




柴｢今回は日本の名曲ということで中島みゆきさんの糸を歌わていただきます｣




最初、糸を歌うって聞いた時は11歳で糸を歌いこなせるのかって思った




河｢じゃあ、ステージ行ってこい！｣




でも、ステージに立ったAを見るとそんな疑問どっかに飛んでいった




ステージに立った瞬間、ほわほわしたさっきまでのAとは違う人になった気がした




11歳とは思えないほど素晴らしい歌唱力




歌詞にごとに変化させる表情




たまに挟んでくるフェイク




全てが11歳とは思えなかった




観客は涙している人もいた




みんな静かにAの歌を聞いていた




歌でこんなにもたくさんの人を魅了するAを初めてすごいと思った




年下だし、女の子だし、対抗心が凄いあったけど、今度からはAを目標に頑張ってもいいんじゃないかって




そんな風に思えた




今でも歌唱力はすごくて




初めてAの歌を聞いた人は驚いている




ジャニーズという概念をぶち壊し、今も成長し続けるAがほんとに大好きだ




これからもずっとAを守らせてね！

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