最初の一歩は ページ3
Aside
これは私が…まだ16歳冬のある日の事……
A「カバーで歌わせていただきます。聴いてください、○○さんの曲で△△です」
いつも通りに時間のある放課後、人通りの多い広場で私は一人ギターを奏でながら 誰もが知ってる有名曲を何曲か歌っていく…
〜〜〜〜〜〜〜♪♪
有名曲の力はやはり凄い、チラホラと立ち止まって聴いてくれる人が増えてきた
そして何曲か歌い終わった後、周りを見渡すと様々な人が私を囲むように聴きいってくれていた
ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ)拍手
A「ありがとうございました！最後はカバーでは無く、私が作詞作曲した曲です…よかったら聴いて下さい。曲名は『ツノルキモチ』です」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪♪
そして最後に、私は自分が作詞作曲した『ツノルキモチ』を歌った
そう…これが私が高校生になってから続けている
いつも通りの私が歌手になる為のルーティンの様なものだった
A「…ありがとうございました!」
ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ)拍手
曲が終わり頭を下げると、私の前に置かれたギターケースの中に気持ちとして、小銭などを入れて聴いてくれた人達が去っていった
1人になり片付けを終えて帰ろうとすると
？「こんばんは」
スーツ姿の若い1人の男性に声をかけられた
A「(なんだろう？…少し怪しいし胡散臭そうだな)」
A「…こんばんは」
？「あっえーと…怪しんでますよね、すみません！
実は先程の貴女の曲を聴かせて頂いて声をかけさせていただきました!!私は… 星影芸能事務所の者で水野と申します」
男は焦りながらも自己紹介をして名刺を渡してきた
A「えっ？ほっ星影芸能事務所…?!」
水野「はい！貴女の先程の曲に魅了されました、よろしければ星影芸能事務所でデビューしませんか？」
A「……はっはい！よろしくお願いします！」
この日私は、ようやくスタートラインに立ったんだ
夢である、世界中の人々を魅了する歌手になる為のスタートラインに…
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
また変更しました＜(_ _)＞
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作者名：月花 | 作成日時：2020年1月2日 20時
